2020年7月11日土曜日

サンダルで一句

象の背に 停まる烏や 夏未明
睡蓮と 沈み鳥居の 波静か 
コロナ後の夏は ソーシャルディスタンス
青東風が 裾を巻き上ぐ 騒ぎ声 
夏焼(なつあけ)や 泣く熊蝉に 起こされん

プレバト纏め 202079

サンダルで一句

富美男のお手本
梅沢富美男
水玉の模様 クロックスの 日焼
(語順の勝利と夏井いつき先生!
 素晴らしかった!)

特待生昇格試験
河合郁人
補助輪を 外して三周 麦茶の香
(下五で応援している人の句であることが解る。 
「夏の風」だと本人の句となる。)

1位 田中史朗
朝虹の 全紙一面 One Team
(虹が夏の季語。
朝虹とすることで希望とか喜びのイメージがあふれている。
 アルファベットを堂々と入れた覚悟も良い。と…。)

2位 生見愛瑠
おろしたて 光るサンダル 夏の雨
(本人の説明を聞き語順を変更。
 最後にサンダルを置いたことで印象的になった。)
夏の雨に光る おろしたてのサンダル

3位 濱家隆一
ぶかぶかの サンダルに飽き 駆け回る
(目の付け所が良い。
サンダルは季語とは言い切れないので
 明確な季語「裸足」入れて保証。)
ぶかぶかの サンダルに飽き もう裸足

4位 菊池桃子
蝉しぐれ 街の広場の コンダクター
(発想が小学生レベル。
蝉しぐれとコンダクターは=にはならない。
 みんみん蝉だとコンダクターとイコールになる。
 単数と複数を混同してはいけない。)
みんみん蝉は 街の広場の コンダクター

5位 栗原恵
足通し 熱に紅らむ 跣足(はだし)かな
(足通しは不要。
赤らむは蕾が色付くことや頬が赤らむことに使う。
 この使い方はそぐわない。)
サンダルの熱し 跣足の痛きまで

河合郁人さんの俳句は勉強になりました。
下五で主役が変わるということは勉強になりました。
今後、注意して詠まなくては…。

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