2020年7月25日土曜日

炎帝戦予選 封筒で一句

夏を行く 靡くスカート 柑子色(こうじいろ)
夏祭 あなたはいつも 留守模様
祭笛 聞こえぬ夏が 過ぎゆかん
熱帯夜 祭太鼓も 聞かぬまま 
老いた目に 花火の音と 火炎臭

プレバト纏め 2020723
炎帝戦予選
封筒で一句

A1位 千原ジュニア
亡き猫に 病院からの 夏見舞
(夏井いつき先生 曰く「そつがない!」と、絶賛!

A2位 横尾渉
夕虹や デビュー知らせ 茶封筒
(過去のことなら「し」ではなく「る」がよいのでは?
 「知らせ」より「告げし」の方が良いのではないか?)

A3位 パックン
夕虹の 補欠合格 ミートパイ
(「ミートパイ」が強すぎて季語が生きていない。
  パイの実態は見せず香りにするとよい。と添削。)
夕虹の 補欠合格 パイ焼く香

A4位 馬場典子
ささらめく 洗い茶巾や 軽井沢
(「ささらめく」とは浅い川の水がさらさらと音を立てる様子。
「洗い茶巾」は夏点前の傍題。
 夏点前は朝6時頃からやるのでそこを表現すると良かった。
 軽井沢の代わりに
「風清(すが)し」「庭清し」「朝清し」を入れると良かった。)

B1位 村上健志
二枚目は ベランダで読む 手紙かな
(「ベランダ」は夏の季語。
 場所を変えて読みたい手紙を詠んだとか…。)

B2位 皆藤愛子
健診結果 封切る刃先 日の盛り
(「日の盛り」という季語と「刃先」の
取り合わせで緊張感が表現できている。
 暑さと硬質な刃先のメカニズムが
解って作られているとお大絶賛。)

B3位 松岡充
夏焼や 封蝋(ふうろう)今 固まりぬ
(「も」の一音が言い過ぎている。)
夏焼や 封蝋いま 固まりぬ

B4位 河合郁人
縁側の 寛ぐ父や 初鰹
(縁側で寛ぐのは当たり前。よって不要。
 父を強調せず、「頃か」と
故郷を思い出しているという句に添削。)
縁側の父よ 初鰹の頃か


説明がないと理解できない独り善がりな
俳句が多かったように思いました。
私は解る句を詠んでいきたいと思いました。

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