2026年9月27日日曜日

村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 仁和寺&「氷頭膾」

シロハラとアクロス山のダンゴ虫

キジバトや羽抜き取られ食べられて

倒木に竜胆の花寄り添わん

夜半の月師を失った帰り道

ひっそりと二十四夜月(にじゅうよやづき)輝かん

 

■村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 世界遺産 京都・仁和寺(にんなじ)

村雨辰剛 

御室桜(おむろざくら) 国宝金堂 国の名勝に指定2つの庭

門跡が暮らしたお庭 暮らしのための工夫がされている

暮らしを豊かにする庭づくりの工夫

 

仲隆裕教授 京都芸術大学 歴史遺産学科 

 

仁王門

歴代天皇や皇族が出家して住職になられている 格式の高いお寺

平安時代888年建立(こんりゅう)

899年宇多天皇が出家

仁和寺の住職:天皇や皇族出身の「門跡」が務める

天皇が初めて出家し住職を務めたお寺

左側 出家した天皇・皇族のお住まい

門跡が暮らした庭 暮らしのための工夫がされている

宸殿(しんでん)の南側にある庭なので南庭 仁和寺御所庭園

妙心寺 退蔵院 枯山水:石組や植栽で山水などを表現

右手奥に勅使(ちょくし)門 天皇の使いが通れる

 

たしなみポイント

鑑賞だけじゃない!儀式を行う広場

(勅使門から)入ってこられて儀式が行われる

中秋の名月を楽しむ行事は今も行われている

 

たしなみポイント

白砂が光を反射し部屋を明るく照らす

白川砂を敷いているのも生活をよくする工夫の一つ

電気のなかった時代に明かりを部屋の中に取り入れる

 

格式の高さを示す目印 5本線が入っている筋塀(すじべい)

筋塀:白い線が入って塀 最も格式の高い寺院には5本の線が引かれる

 

宸殿の奥に広がる北庭 仁和寺御所庭園

南庭と違って豪華絢爛 緩やかに斜面になっていて正面が築山になっている

高低差もあり庭が立体的 五重塔の借景が素晴らしい

 

たしなみポイント

池は鑑賞だけではなく 暑さ対策の知恵

水が流れている所と地面気温の上がり方が違う 気温差ができると風が吹く

 

仁和寺は応仁の乱で一度焼失 

江戸時代 京都御所の常御殿を移築 皇族出身の住職の住まいに

江戸時代に造られた池庭があって少しずつ手を加えられた

明治時代 火事で建物・庭を焼失

大正時代 小川治兵衛の手によって庭を修復し現在の庭となった

 

小川治兵衛と聞くと芝生のイメージ 

落ちる水 流れる水 溜まる水 いろんな姿を見せてくれる

江戸時代の姿を残すもの 光格天皇お好みになった茶室 飛濤庭(ひとうてい)

重要文化財 飛濤庭

神勝寺 露地:客人が心身を清めて気持ちを整えるための庭

内路地 外露地 蹲踞(つくばい) 腰掛 中門 

 

たしなみポイント

屈(かが)まなくても入れる貴人口

外露地と内露地を分ける役割は橋

江戸時代の終わり頃 光格天皇のお好みで営(いとな)まれたお茶室

飛濤庭:門跡がここを渡る際 瀧のしぶきがかかったのが名前の由来

躙口(にじり)が大きい 皇族がお使いになる貴人口(きじんぐち)

貴人口:位の高い人が立ったまま出入りできる

プライベートで光格天皇が仁和寺を訪れて門跡様とお話された

天井も凝った造り 3種類ある 

茶室は質素なイメージがあるが全体的に遊び心を感じる 村雨

唯一無二の茶室

 

たしなみポイント

滝の水音が癒しのBGMに!

滝の水音も暮らしを彩る要素 暮らしのBGMでもあった

 

一番上の水が落ちてくる石が傾いていることがわかった

元の位置に戻して下の石全体に水が落ち音が大きくなった

 

暮らしをよくする側面から2つの庭を案内した

白砂を敷くことで反射光を取り入れ部屋を明るくした

池を造り風を吹かせた 仲隆裕

 

当時から工夫して作っていたのが奥が深い

今の庭づくりのヒントになるかも 村雨

 

■夏井いつきのおウチde俳句

一分季語ウンチク「氷頭膾(ひずなます)」

 

個人的な思い出を話しますけれども 僕生まれて初めていつきさんから

もらった歳時記が これ位の大きさの古いものだったのですが

それに書いていた「氷頭膾」この頭を食べるというものを読んで

ずっと気になっていたのです どういうものかというと

塩鮭の頭の軟骨を人参とか酢とかと合わせて食べる

というものなんだそうです

ただ愛媛県で生まれ育った私には一度も食べる機会はないものとして

歳時記でだけ眺めておりました

便利な時代になったのでインターネットで調べてみると

岩手の辺りではよく食べる食べ物だそうです

岩手の人にとっては正月に欠かせない料理ということも

書いてあるんですけど 歳時記の分類としては秋の季語

鮭が獲れる頃だからなのでしょうか そういう分類になっているようです

一度賞味してみたいものでございます

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