秋の潮一人興じるPlayかな
無限に変化成長を遂ぐ秋気
単純な世界から複雑な秋
複雑で不確実シンプルな秋
流れ星日に日に髪の薄くなり
■100分de名著 ブルトン❝シュルレアリスム宣言❞③異質なものを並置せよ
伊東順二 松尾スズキ 伊集院光 阿部みちこ
解剖台の上でのミシンと雨傘の偶然の出会いのように美しい
二つの項のいわば偶然の接近から、ある特定の光、イメージの光が
ほとばしったのであり、私たちは、これに対して、
これに対してかぎりなく敏感なところを見せている。
これこそシュルレアリスムの究極の表現手法デペイズマン
デペイズマン:位置転換
物と物が組み合わされないような順番で出てきて
それが一緒にあることによって 違った感覚が生まれる
シュルレアリストたちのバイブル
散文詩集「マルドロールの歌」から一文
解剖台の上でのミシンと雨傘の偶然の出会いのように美しい
普通は解剖台の上には「メス」と「チューブ」
「ミシン」と「雨傘」になるからおかしい
そこにあり得ないものが一緒にあることによって
「知る」「感じる」ということを自分の中で活性化していく
一つ一つのイメージはできるが一緒になると不気味な感じがする
あるべき所にない あるべき物がない 自分は常に常識に
とらわれていることを感じさせる 違和感が日常的に生まれてくると
何か新しい感覚を手に入れることができる
違和感が日常的に生まれてくれと何か新しい感覚を手に入れることができる
散文詩集「マルドロールの歌」
主人公が好きな10代の少年 その彼の姿が「例えようもなく美しい」
小さく赤く美しいリンゴ⇔黒く長い髪の恐ろしい貞子
「シュルレアリスム宣言」巌谷國士訳
イメージは精神の純粋な創造物である。
それは直喩から生まれることはできず、
多かれ少なかれたがいにへだたった二つの現実の接近から生まれる。
接近する二つの現実の関係が遠く、しかも適切であればあるほど、
イメージはいっそう強まりーいっそう感動の力と
詩的現実性を持つようになるだろう」
イメージの価値は、得られた閃光の美しさにかかっており、
したがって、二つの伝導体間の電位差の関数なのである。
それらのイメージにはこばれて、精神は先へ進んでゆく。
これこそは夜のなかでもいちばん美しい夜、稲妻たちの夜であり、
これにくらべれば昼のほうが闇夜である。
「シャンパンのルビー。」
「教会が鐘のように炸裂しながらそびえていた。」
「ローズ・セラヴィの眠りのなかには、井戸から出てきた
ひとりの小人がいて、夜になるとパンを食べにやってくる。」
「橋の上で雌猫の頭をした露が身をゆすっていた。」
「燃えさかる森のなかで、ライオンたちは涼しげだった。」
「不可思議はつねに美しい、どのような不可思議も美しい、
それどころか不可思議のほかに美しいものはない。
意図せぬ偶然 最高のものは偶然から出てくる
行為を起こすことが大事
デペイズマンと俳句
二物衝撃
季語となる主なイメージに無関係な事物のイメージを組み合わせる手法
「取り合わせ」ともいう
「閑(しずけ)さや岩にしみ入る蝉の声」松尾芭蕉
読んでみると素晴らしいと感じるのが人間の可能性
Japonisme 日本趣味・文化の流行
浮世絵と同じように俳句も紹介されていた
ブルトンは俳句を学び 芭蕉に惹かれていたようです
ブルトンが感動した逸話 お気に入りのエピソード
弟子の宝井其角(きかく)が「いい句ができた見てください」
「赤とんぼ羽をとったら唐がらし」宝井其角
「唐がらし羽をつけたら赤とんぼ」松尾芭蕉
ルネ・マグリット(1898~1967)
「これはパイプのイメージ」よって「これはパイプではない」
常識を疑え
マルセル・デュシャン(1887~1968)
デペイズマンと芸術作品
マグリット自身は一般的な人物
日用品はすべてアートになりうる なぜなら芸術だと作家がみているから
作品は撤去された
デュシャンの行動はきっかけであってすべてではない
人々が何が芸術か自問自答することが大事
理解を求めていない 考えてもらう 一緒に考えようと云うような芸術
そうすることで すべての分野は繋がる
デペイズマンに挑戦!
「優美なる死骸」
複数人で互いに隠して文章や単語をかいてできたものを繋げる
「優美なる死骸は飲むだろう、新しい酒を」
こんなふうに実例を ふやしてゆけるだろう。
演劇も、哲学も、科学も、批評も、さらにそこから
利益を得ることができるだろう。
いそいでつけくわえておくが、将来におけるシュルレアリスムの
技法など、私にはどうでもいいことなのである。
私にとって はるかに重大に思われるものは、
すでにじゅうぶん おわかりいただいているように、
シュルレアリスムの行動の適用ということである。
ブルトンが目指したもの
最初の目的は悲惨な戦争を起こした社会や近代への抵抗
芸術とはもっとすごいものだ ということを言いたい
芸術は人間の生き方を問う
作家の生き方 それに感動した人の生き方 そのすべてを問う
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