2020年9月26日土曜日

秋の他流試合SP

別れあり 秋の色あり 山景色
今もなお 晴天挽歌 秋の声
秋懐や 道を彷徨う 赤朽葉 
錆浅葱 秋思を指に 藍で染め 
ほたる草 誰を思いて 散りゆかん

プレバト纏め 2020年9月24日
俳句最強の挑戦者名人認定査定
挑戦者は林修先生!

▪黒板で一句
望月や無駄一つなき我が番所
⇩(セオリー通りの句。季語の比重が低い。)
望月は明かし無駄なき我が板書

▪白米で一句
おつかいの坂や新米ニ十キロ
(季語と数詞で映像を表現。)

▪鎌倉と月で一句
月煌々実朝のやぐらをぐらし
⇩(をぐらしとは薄暗いという意。
  やぐらとをぐらしで韻を踏んでいる。
  煌々とをぐらし、月と実朝を対比している。
  季語が主役になっていない。)
実朝のやぐらをぐらし月煌々

三問すべて才能ありで特待生一級

秋の他流試合SP 
文房具で一句

立川志らく 龍淵に潜む我を消す消しゴム
VS(マリアージュとは合わせるの意)
💮岡本沙紀 シャー芯をストンと補充秋高し

💮横尾渉 (2020年)体温だけ記す九月の予定帳
VS
林輝幸 銀杏散る屑物の山ボールペン

銀杏降る使いきったるペンの山

千原ジュニア 試し書きに密と書かれし秋の色

試し書きに蜜と文具店の秋よ
VS
💮鶴崎修功 休暇果(は)つノートに新規性ひとつ
(季語の活かし方が良い。)

💮藤本敏史 秋雲に名をつけ窓に貼る付箋
VS
砂川信哉 終日(ひすがら)の数式擦(かす)る秋の風

終日を数式/インク切れて秋

梅沢富美男 暮れてゆく秋の飴色セロテープ
VS
💮鈴木光 封筒の刃痕(はあと)やボンの月の暈(かさ)

💮北山宏光 ペン止めてFMさがみ聴く終夜
VS
紀野紗良 秋の灯や復習(さら)う化学の語呂合わせ
⇩(炎色反応を入れると良かった。)
秋の灯に復習う化学の語呂合わせ 

今回は最高に面白かったです。
またお願いします。
過去問を勉強することでここまで詠めるんですね。
東大生!素晴らしい…。

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