(新型コロナウイルス)阿波藍や不活化効果冬の虹
藍で勝つ打倒コロナぞ春近し
寒茜言って良いこと悪いこと
神通滝凍るしぶきの瞬間が
氷瀑やシャッター音のみ響きをり
プレバト纏め 2021年1月14日
新冬麗戦
2020年に詠まれた314句から
最も優秀な10句を詠んだ10人で競うことになりました。
輪ゴムで一句
1位 森口瑤子(謎解きの頁に蜘蛛は果ててゐる)
風花へしゅぱんしゅぱんとゴム鉄砲
2位 村上健志(二枚目はベランダで読む手紙かな)
一月やゴム動力のプロペラ機
3位 東国原英夫(まるでシンバル移り来し街余寒)
無影灯下腹に冷たい何か
4位 梅沢富美男(読み終へて痣の醒めゆくごと朝焼)
鏡越しロット巻く手や春隣
添削
ロット巻く手や春近し日の鏡
5位 中田喜子(若芝に大の字身ひとつの移住)
ゴムとぶ競う声冬点に満ちる
添削
冬点に満つゴムとびを競う声
6位 千賀健永(夏の海を描くスプレーの秋思)
手にはぜる弁当のひも雪催
添削
手にはぜる弁当のゴム雪催
7位 千原ジュニア(痙攣の吾子の吐物に林檎の香)
冬の月輪ゴムの中に入れてみる
添削
冬月を捕う輪ゴムの輪の中に
8位 藤本敏史(秋雲に名をつけ窓に貼る付箋)
血を止めるゴム巻く手際冬あざみ
添削
献血のゴム巻く手際窓に雪
9位 横尾渉(体温だけ記す九月の予定帳)
七日の名もなき家事パズルの樹氷
添削
七日名もなき家事ジグゾーの一片
10位 立川志らく(炎天のミミズ診察券のシミ)
雑煮食う爺はバケモノ指鉄砲
添削
雑煮食うバケモノ爺さんの喉(のんど)
石寒太氏監修の歳時記に掲載された俳句!
双六の駒にポン酢の蓋のあり 村上健志
職質をするもされるも着膨れて 的場浩司
無花果や虐めたきほど手に懐き 光浦靖子
教科書に掲載された俳句!
ぬうぬうと秋かき混ぜる観覧車 藤本敏史
林道の朽ちし廃バス額の花 村上健志
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