稲森和夫と岡本太郎

冬はなぜつとめてなのか朝冴ゆる
朝寒し日に日に増える痣とシミ
冬日向カーテン閉じて灯をともし
底冷えや二言目には「知らんけど」
かけがえのないもの見つむ霜夜かな

稲盛和夫　曰く
「楽観的に構想し、悲観的に計画し、
　楽観的に実行することが
　物事を成就させ、
　思いを現実に変えるのに必要なのです。」

岡本太郎　曰く
「人生は、他人を負かそうなんて
　ケチくさい卑小なものじゃない。」

鏡で一句

最多更新重病者数春を待つ
ワクチンに見る不信よ寒きびし
舌巻いてキレた姿や波の花
寒の雨吾は騙せない正直に
くそくらえブルシットジョブ冬深し　

プレバト纏め　2021年1月28日
鏡で一句

永世名人富美男のお手本
梅沢富美男
あえかなる鏡の色をして冬日
(「あえかなる」は触れれば落ちるような弱々しい様を表現する言葉。
自分の目に映ったものを淡々と即物的に描写している。)

特待生昇格試験
千原ジュニア
自画像に手鏡も描く春隣
(助詞とまじめに向き合っている。
「も」は使う方によっては散文的になる。)
手鏡も描く自画像春隣

1位　浅野ゆう子
初日冴ゆ着物の衿の紅椿
添削
鏡冴ゆ初日の衿の紅椿
半衿は椿初日の鏡冴ゆ

2位　福田麻貴
寒暁やバックミラーの父のクマ
添削
クマ深き父寒暁のバックミラー

3位　宮田俊哉
鏡越し煌めき冬めくアイメイク
添削
鏡越しに合う目冬めくアイメイク

4位　NANAMI
冬の宵曇る鏡に映る月
添削
我が息に曇る鏡や冬の月

5位　田辺智加
晩冬に咲いた愛の実鏡中(かがみなか) 
添削
鏡中(きょうちゅう)に冬の終わりの恋ひとつ

生きざま＝体型を実感した回でした。
ゲストの体形の見苦しさは反面教師にしなくては…。
益々、人生が苦しくなりそうですが…。
言葉さえ明瞭に発音できないほど肥満するのは…。
俳句にも自分勝手が前面に出ていたように感じました。
自分さえよけれは良いと言うのは俳句にも現れるんですね。
今後、自分自身も注意しなくては…。
夏井いつき塾長の浅野ゆう子さんへの
添削の素晴らしかったこと…。
惚れ惚れいたしました。

レオ・ロスキンと小林正観

寒鴉(からす)負担に耐えて日々飛んで
霧氷林虚栄で飾りすぎゆく日
寒の雨恰好つけたり美化したり
歳重ね骨まで歪み春支度
春まぢか節電重ね風邪薬

レオ・ロスキン　曰く
「弱き人こそ薄情である。
　本当の優しさは強き人にしか期待できない。」

小林正観 　曰く
「世の中が暗いじゃないか
　ひどいことがあるじゃないかと言って
　指摘ばかりしている人の周辺が
　いちばん暗い。」

麻痺の手の眠らばほどけゆく春日 青海也緒

一輪の寒桜客迎え入れ
窓閉めて爪弾くリュート霧氷かな
寒月や灯閉ざして聞くピアノ
瞬間の感動ずしり寒の内
冬深む筋肉付けず筋力を

(1) 「夏井いつきのおウチde俳句大賞」授賞式 - YouTube　より

2位　青海也緒
麻痺の手の眠らばほどけゆく春日

最優秀賞　ぐでたまご
車椅子は置いてく白靴と杖を

作者の境遇を伺い涙が零れ落ちてきました。
いつもは涙など流すことはないのですが…。
朝日出版社様！感動をありがとうございました！

一分季語ウンチク「懐手(ふところで)」
和服で過ごしている時、寒さのために手を引っ込めて袂や懐に入れること。
昔から、だらしないと見なされてきたが、和服特有の季節感がある。
人間臭いところが魅力的な季語。

例句
言ひたくはないがと言って懐手　　　夏井いつき

悪態句集へ初投稿

瓢湖ではいきなり白鳥飛び立たん
咲き出した話題独占カンザクラ
両国で風とたわむるカンザクラ
(パナソニックへ)寒四郎汚れ落とさぬ洗濯機
(萩尾望都女史へ)霜の夜母の涙がこごっている

1月26日　夏井いつき俳句チャンネル
悪態句集なるものに初投稿しました！
せたらしかくたばっちまえ冬深む　　
冬たけなわ貴様に割く時間など　
冴ゆる夜やてめえの吐いたエアロゾル　
水涸るやなんばしよると浅慮かな　
知性なき視野狭窄ぞ寒の雨　

夏井いつき俳句チャンネル　より
【悪態句集】You-Tubeから書籍化？
皆さんの悪態俳句を募集します

恩知らぬ君らに雪うさぎを贈る　　　夏井いつき
六十の春こそ佳けれ絶交す　　　夏井いつき
ならぬことはならぬのですよ桜の夜　　　夏井いつき
リア充の修羅場アイスはなお甘し　　　horikawayuuki
生煮えの人参静かに絶交す　　　橋本年美
ならぬ堪忍ならぬ堪忍老桜　　　橋本年美

「これを面と向かって相手にぶつけると
　人間関係も崩れるし
　自分も嫌な気持ちになるだけじゃない
　バー！と言ったときは一瞬
　スッキリするかもしれないけど
　絶対あと嫌な気持ちになる。
　それなら俳句にして句集にして
　私一人の悪態句集じゃなく
　みんなの悪態句集を作ってみるのどうかなって
　思い始めたわけ。」組長

「悪態俳句を寄せていただき
　新たなユーザー参加型の企画をやってみますか？」正人さま
「やりたい！」組長
「悪態をみんなで共有することで明るい世の中を作ろう！」組長

暴言の上司の頭へとビール　　　あおいしんご(徳島の人)

「俳句と言うのはノンフィクションに限らないわけですね。
　文芸上のフィクションもあり許される。
　いっぱい集まったら本にしたいなと私は思っているぐらいです。」組長
「悪態の元気玉！コメント欄にお寄せください。」正人さま

https://www.youtube.com/watch?v=PaiagQFJ4pU&feature=youtu.be
と言うことで早速五句投稿したのでした。

兼題「寒」「笑える歌」

山眠るたりきほんがんひとまかせ
冬の陽や愛する人の腕の中
日脚伸ぶ他人の気持ちは変わるもの
寒きびし自分のことで手一杯
寒椿茶の香独りを凛として

NHK俳句　兼題「寒」
大寒や心尖れば折れやすく　　　西村和子
擱(かく)筆や寒の硯の海しずか　　　蒼蛙(そうわ)小倉一郎(ゲスト) 

今週のお気に入り！
寒鴉孤高の胸を反らしけり　大阪府河内長野市　森口幸子
晒されて荒む田面も寒の内　滋賀県大津市　中村良一
寒の水硯に垂らすとき砕け　北海道苫小牧市　齊藤まさし



NHK短歌　テーマ「笑える歌」
プリントを後ろに回すときにだけ吾に伸べられる指白し　寺井龍哉

抱きしめて愛しき゚二つつむじかなどこかで見たなどこだっけかな　吉木りさ

今週のお気に入り！
了解もなく注連縄で結ばれて夫婦にされてしまいたる岩　長崎県西海市　まえだいっぽ
「手が亀」と突然母がうずくまるそれを言うなら「足がつる」では　神奈川県川崎市　山口正則
冷蔵庫にスマホ忘れた私を笑った夫今は泳がす　東京都三鷹市　市川夕夏
露天風呂どっと五人が入り来て壊れてしまいぬ湯の中の月　東京都東村山市　岡本和子
酒に酔い赤児のわれを忘れ来し父よそちらで飲んでいますか　埼玉県和光市　中門和子

シャンフォールとジョージ・マロリー

(萩尾望都女史へ)凝(こご)っていたのは母の無念冴ゆる
雪の声朽ちゆくものに聞く美(は)しき
何ゆえに永遠に執着冬の浪
夢と力を与え続けん春まぢか
露凝るやそこに救いはありますか

シャンフォール　曰く
「機会が二度君の扉を叩くなどとは考えるな。」

ジョージ・マロリー　曰く
「外から聞こえてくる何千の声も、
　あなたを脇道へそらせるだけである。
　ただあなたの内部から聞こえてくる
　良心のかすかな声だけが、
　あなたの信頼すべき案内者となり得るのだ。」

記号を俳句に使う

創作の孤独に向かう寒昴
詠み込まん昇華はからん冬の夜
遺伝子が全てだなんて寒きびし
根幹は個の集まりぞ冬北斗
立ったまま舟漕ぎださん寒日和

夏井いつきの俳句チャンネル　より
【記号】記号を俳句に使っていいの？

？！「」はよく使われています。
これらは入っていても発音しません。

太陽をOH！と迎へて老氷河　　　鷹羽狩行
遺品あり岩波文庫「阿部一族」　　　鈴木無林男

音として読まない記号
月光や猿・皿・更紗・猿・更紗　　　依光陽子

音として読む記号
トランペットの一音＃(シャープ)して芽吹く　　　浦川聡子

WWWWWWで草茂ると読む。

霾(つちふる)るや＊(アスタリスク)に続く文字　　　加根兼光

凸凹(でこぼこ)は正式な文字である。記号ではない。
卍も常用漢字。

地図に見る明日行くところ萩の卍(寺)　　　池田澄子

腕を磨いてこれらを使い熟しましょう！と言うことでした。

雪の東京駅で一句

心臓の音のみ聞こゆ霜満つる
アガペーを感じる命冬の虹
そんな人ちゃうかったのに霜夜かな
寒土用まず立たないと歩けまじ
俯瞰され水掛け論や寒の雨

プレバト纏め　2021年1月21日
雪の東京駅で一句

武田鉄矢
嚏(くしゃみ)して「きっと君は」へまた戻り
添削(発想は良い。誤読を防ぐためのダメ押しが必要。)
嚏して「きっと君は」へ戻る歌

篠田麻里子
レンズ視る裸足の少女海は冬
(語順が考えられている。見事！)

永世名人富美男のお手本
梅沢富美男
風花や改札口に眼鏡拭く
添削(作者の行動で見せた語順の方がよい。)
改札を出て風花に拭く眼鏡


一分季語ウンチク　より
「水餅」とは餅の保存方法です！

レーニンとジェリー・ミンチントン

吾で決めた道を歩みて冬の霧
大地凍つ幼き我を望都に見る
露凝るや決めたつもりが決められて
生きるつもりで買うカレンダー日つまる
体の死忘れられる死冬日没る(いる)

レーニン 　曰く
「もっとも危険なことは、敗北よりもむしろ
　自分の敗北を認めるのを恐れることであり、
　その敗北から何も学ばない事である。」

ジェリー・ミンチントン　曰く
「人生は不公平なように見えるが
　実際はそうではない。
　自分が犯した間違いから学ぶ人と
　学ばない人がいるだけなのだ。」

スティーブンソンとリンカーン

寒月や多弁な人の裏に触れ
酉年の女でもなし月氷る
母の愛知らずに育つ冬ひでり
冬凪や海に浮かんだ月と山
もう少し遊んでたいの冬温し

夏井いつき俳句チャンネル　より
人生相談　親がうるさいです

よし分かった君はつくつく法師である　　　池田澄子

池田澄子の代表句は
じゃんけんでまけて蛍にうまれたの

小言を聴いたら親に向かって
こう思いましょうと言うことでした。

スティーブンソン　曰く
「幸福になる義務ほど
　過小評価されている義務はない。
　幸福になることで、
　人は世間に匿名の慈善を施している。」

エイブラハム・リンカーン　曰く
「人格は木のようなものであり
　評判はその影のようなものである。
　影とは我々が人の性格をどう思うか、であり
　木こそが本物である。」

兼題「カレンダー・手帳」

冬の月塀から落ちる茶トラ猫
氷笋(ひょうじゅん)や心までかたまって行く
雪時雨はじめの一歩踏み出せず
雪晴や装ほい新たかずら橋
他人を避け日陰で咲いて冬に往く

NHK短歌　兼題　カレンダー・手帳

カレンダー最後の月の絵の中で女はひとりトランプをする　小島なお

今週の私のお気に入り！ 

いくらでも会える気がしてカレンダー12枚めくれば一生(ひとよ)　
福岡県福岡市　植木滉

全員が来年も生きようとしているカレンダー売り場がこわい　💮
愛知県豊橋市　鳩笛ふく

逝った月のカレンダーへと西日くる冬のひまわり雪のひまわり
岩手県盛岡市　藤倉清光

ゲスト　ゴリさんを句にしました！

ガレッジに照りつける愛沖縄の風は流れて腕の毛そよぐ　カン・ハンナ

背負いたい沖縄があるたまたまね生まれてきた場所さ偶然なのさ　星野真里

さざなみの皺の愛(かな)しき沖縄の海のてのひら知っている人　小島なお

兼題「氷る」

鈍感になりきれなくて寒四郎
言うべきか言わざるべきか海凍る
人知れず自己と戦う寒復習(かんざらい)
忍れど悴むからだわなわなと
春待つや華やぐ陽射し背に受けて

NHK俳句　兼題　氷る
いつもかすかな鳥のかたちをして氷る　　　対馬康子
ゲスト　早霧せいなさんへの句
月光に早霧(狭霧)の氷る逆刃刀　　　対馬康子

今回の私のお気に入り！
風になるつもりの一葉氷りけり　長崎県佐世保市　柴田昭隆
どの氷も空にて美しく氷る　東京都杉並区　鋤柄杉太
死後の恋あらば氷れる眸(ひとみ)かな　栃木県宇都宮市　荻田明子

武庫川の氷りて歌劇燃えにけり　　　武井壮
自己添削
武庫川の氷りてタマゴサンド食ぶ

憧れの頂き高く胸氷る　　　早霧せいな
対馬康子先生による発展
表現を整える
絶巓(ぜってん)を憧れ高く胸氷る　
設定を広げよう
去りてなおジェンダー超えて胸氷る
違うものと取り合わせる
美しく歌声氷り響き合う
見えない世界へ
氷る夜を昼に鈿女(うずめ)の舞となる

夏井いつきのよみ旅！in愛媛 後編

森羅万象点から点へ春を待つ
平蜘蛛に込めた企み波の華
我に告ぐ鈍感であれ春近し
他人は他人自分は自分雪時雨
急かされてなお待たされて冬深し

夏井いつきのよみ旅！in愛媛　後編
枯蟷螂頬にすり傷肩に痣　三瓶じいちゃん　三浦伊佐雄
我が接ぎしベニマドンナの収穫日　野菊　上田トクミ
「また来てね」濡れたマスクは春を待つ　みずもん　水本誠時
三代の長靴洗ふ秋の川　長岡真代
みかんとり手つだうぼくは七代目　長岡奏甫
みかんとりぼくもできるよなじいじ　長岡秦ノ介
小春日に街角ピアノお引越し　力持ちの楽器屋さん　梶田耕志
女子会の三婆婆集ひ焼肉す　大政和子
コンニチハ異国花嫁あたたかし　大政和子
寒晴や報受ける故郷子の門出　悩める五代目　宮川和也

ROLANDの名言炸裂！
やらない後悔よりやって後悔したい
男の子はカッコイイものを直感的に目指す
自分で決めた道を進めるのは一番の幸せ

冬麗戦

(新型コロナウイルス)阿波藍や不活化効果冬の虹
藍で勝つ打倒コロナぞ春近し
寒茜言って良いこと悪いこと
神通滝凍るしぶきの瞬間が
氷瀑やシャッター音のみ響きをり

プレバト纏め　2021年1月14日
新冬麗戦
2020年に詠まれた314句から
最も優秀な10句を詠んだ10人で競うことになりました。　

輪ゴムで一句

1位　森口瑤子(謎解きの頁に蜘蛛は果ててゐる)
風花へしゅぱんしゅぱんとゴム鉄砲

2位　村上健志(二枚目はベランダで読む手紙かな)
一月やゴム動力のプロペラ機

3位　東国原英夫(まるでシンバル移り来し街余寒)
無影灯下腹に冷たい何か

4位　梅沢富美男(読み終へて痣の醒めゆくごと朝焼)
鏡越しロット巻く手や春隣
添削
ロット巻く手や春近し日の鏡

5位　中田喜子(若芝に大の字身ひとつの移住)
ゴムとぶ競う声冬点に満ちる
添削
冬点に満つゴムとびを競う声

6位　千賀健永(夏の海を描くスプレーの秋思)
手にはぜる弁当のひも雪催
添削
手にはぜる弁当のゴム雪催

7位　千原ジュニア(痙攣の吾子の吐物に林檎の香)
冬の月輪ゴムの中に入れてみる
添削
冬月を捕う輪ゴムの輪の中に

8位　藤本敏史(秋雲に名をつけ窓に貼る付箋)
血を止めるゴム巻く手際冬あざみ
添削
献血のゴム巻く手際窓に雪

9位　横尾渉(体温だけ記す九月の予定帳)
七日の名もなき家事パズルの樹氷
添削
七日名もなき家事ジグゾーの一片

10位　立川志らく(炎天のミミズ診察券のシミ)
雑煮食う爺はバケモノ指鉄砲
添削
雑煮食うバケモノ爺さんの喉(のんど)

石寒太氏監修の歳時記に掲載された俳句！
双六の駒にポン酢の蓋のあり　　　村上健志
職質をするもされるも着膨れて　　　的場浩司
無花果や虐めたきほど手に懐き　　　光浦靖子

教科書に掲載された俳句！
ぬうぬうと秋かき混ぜる観覧車　　　藤本敏史
林道の朽ちし廃バス額の花　　　村上健志

洗濯機 パナソニック 品番 NA-SJFA807

令和2年7月27に購入したパナソニックの洗濯機
品番　NA-SJFA807　の洗浄機能が弱いので
1月15日　清水俊彦氏　パナソニック　コンシューマーマーケティング(株)が来訪。

「洗浄時に洗濯物を回さないので泡は立たず、汚れも落としません。
　1度間違えて洗剤投入口ではなく洗濯槽に直接入れたら
　全く溶けずそのまま衣類に残ってしまった。」と、伝えました。

私は洗浄能力について話したつもりなのですが、
洗剤が残ったのはすすぎの水量だと言うのです。

汚れを落とさないことに困っているのに
そのことについては全く取り合わないのです。

取扱説明書にも記してあると言うので読んでみたら、
黒ずみ・黄ばみ・色移り・匂いがひどい場合の説明は
洗濯前に一晩お湯につけ込んだり、漂白剤に約2時間つけ込めと言うのです。
私の言っている汚れはそんなにひどい汚れではありません。
石鹸で手洗いすると即落ちる汚れです。
でも、それを1枚ごと全ての洗濯物を前洗いをしろというのでしょうか？
それでは洗濯機を購入する必要はないのでは…？

あまりに酷い対応だったので、この洗濯機に合う洗剤を教えてくれ！と尋ねたら…。
普通のもので大丈夫ですの一点張り。推奨の洗剤はないと…。
今読んでいたら取扱説明書に書いてありました。P.15
取扱説明書も読まず来ていたのです。
プロの仕事をして欲しいものです。

まずは顧客の言うことを理解できないのでは、話になりません。
松下幸之助翁が知られたらお嘆きになられるのでは…？

とりあえず、エコナビ運転に設定されていたので
エコナビ運転をしない設定に変更にしてみました。
さて、どうなりますことやら…。
エコナビ運転うんぬんより先に洗浄能力ではないでしょうか？
パナソニックの方向は間違っていると思います。

1月19日　新しい洗濯機と交換

＃パナソニック洗濯機

正岡子規の俳句

寒の雨フォローばかりの人生なんて
寒の水もがくことなく流されて
厳冬や「ペストの記憶」重ならん
咲かずして散りゆく花や雪しぐれ
寒木瓜や人目と陽射し独り占め

夏井いつき俳句チャンネル
1月の俳句列伝　正岡子規！より

正岡子規の俳句の紹介！
春や昔十五万国の城下哉
(切字　やと哉　が混在)
松山や秋より高き天守閣
うれしさにはつ夢いふてしまひけり
(ふは間違い。「ひ」もしくは「う」にすべき。
反面教師とすべし。)
おお寒い寒いといへば鳴く千鳥

子規の俳句には口調性がある。

令和の新星 藤井あかり

陰影とともに暮らさん飛脚伸ぶ
御神渡(おみわたり)今日の正義は明日の悪
寒の雨吾を見失なひ流されて
冬深し騒ぐことなく刻(とき)を編む
寒がはり表裏一体湿りがち

NHK俳句　より
兼題「春待つ」　選者　小澤實先生

令和の新星のゲストは藤井あかりさんでした。
藤井あかりさんの俳句の特徴は「心を写生する」！

小澤實先生の好きな句は
冬河原独りになりに来てふたり　　　藤井あかり

小澤實先生は藤井あかりさんを「内面陰影派」と命名！

番組中に照会された藤井あかりさんの俳句！
羽もなく鰭(ひれ)もなく春を待つてをり
(結婚時に詠まれた俳句)
君に会ふまで竜胆は暗き花
(妊娠中に詠まれた俳句)
消灯ののちの小さき春灯
(出産後の詠まれた俳句)
君にとっての雪が私の詩

今週私の好きだった句！
鉛筆をげんこつ握り春待つ子　福岡県福岡市　室川羊子
来ないかもしれない春を待ちにけり　神奈川県横浜市　三玉一郎
春を待つダージリンの葉湯にほどけ　東京都　北條由美子

塩川亮さん(画家)からのメッセージ！
私にとっての写実画とは、ただ見た目を
そっくりに描くことではありません。
今を生きる私自身と対象物との間にある、
描かずにはいられない切実な思いが
写実現実へと向かわせ作品が生まれたのです。
「心を写生する」と言う藤井さんの言葉は
私の制作姿勢に繋がるものです。
他分野での作家同士の接点が
生まれたことを本当にありがたく思います。

夏井いつきのよみ旅！in愛媛 前編

糠漬けの菘(すずな)つまみて寒の餅
廃校舎こおろぎ用ひ町興し(無季句)
陰影の綾で暮らさん寒の内
陰影はコラージュじゃない波の華
寒晴れや揺らめく炎凝視せん

夏井いつきのよみ旅！新春スペシャルin愛媛

晴れ舞台繋げる思い湯之町で　　　田中美帆
コロナ禍に見つけた出会い冬ぬくし　　　グリーン　上甲緑
冬の朝自転車こいで道後の湯　　　玉ノ井里美
旅物は冬林檎礼状添えて　　　宮　宮崎雅子
(旅物とは遠方から送られてきた食べ物のこと。)
後二日白息はずむ定休日　　　ひこえもん　宮崎光彦
日向ぼこいつもより長い放課後　　　大空拓海
「ごめんね」を未読スルーして冬銀河　　　田中千春
ちはやぶる俳句の神と初笑い　　　櫛部隆志

名言炸裂！ROLAND
夢とか目標は口にしていたら叶う
5点とったらサッカーだったらヒーロー
自信は男の化粧
ノーが言えないやつのイエスに価値はない
自発的なモチベーションを上げられるのがいい指導者

ムラカミチャンネル より 下

冬ぬくし動植綵絵ここに見ん
行き過ぎた競争社会寒波来る 

寒月や理想語った資本論
寒弾よ陰影にみる豊かさよ
永遠の美意識持ちて春を待つ

フルーツポンチ村上のムラカミチャンネル　より

雪にまつわる俳句
「オルゴールのネジ巻く妊婦窓の雪」
「風花や確かもうない映画館」
「エルボーの子の迎え撃つ花吹雪」

自作の俳句を語る。
「テーブルに君の丸みのマスクかな」

俳句を語る。春の句
「卒業の駐輪シール並ぶ朝」
「カラオケの履歴を埋める卒業歌」
「元素記号ふたつ忘れて春の風」

俳句について語る。
「サイフォンに潰れる炎花の雨」
「花の夜や靴履き終えて無言の汝(な)」
「会わないでおこうと言っただけの君　靴履き終えて僕を見ている」

恋にまつわる短歌
「路地裏で君と見つけた雑貨店は　歯医者になってもう二年です」
「日焼けしたあなたの肩に寄りかかり　いたがらせたい許されたくて」
「二分休符みたいだねって　左目の君のほくろを触ってみたい」

ムラカミチャンネル より 上

正月や輪廻転生暖に伏す
冬椿テンペラじゃない人生は
冬銀河生くべき先の道しるべ
鐘氷る森羅万象描き切る
技を買う人多かりき鎌鼬

フルーツポンチ村上のムラカミチャンネル　より

短歌と俳句　テーマ「年末」より
「年末の恒例行事　丁度良いビールの泡を減らす挨拶」
「二次会を断りラーメン屋でひとり　瓶ビール飲む満月の冬」
「店先で手締めをしている客を避け　ゴミ出しをする凍星(いてぼし)の夜」
「宴会の盛り上げ役に　ぶつかられこぼれたビール拭く年の暮」
「抜型を重ねて仕事納めかな」
「土鍋の蓋にみかんを置いてみて独り」

新作短歌(部屋にまつわる短歌)
「無くなった予定数えて食卓の　ペットボトルに夕日差しくる」
「まだ踏んだことない部屋の角見つめ　宇宙とはとか考えている」
「啄木のような不幸に憧れて　床暖房を今日だけは消す」
「無印良品(むじるし)のベッドの上に座り込み　その時を待つその時とは何」
「じいちゃんの新聞を見る用虫眼鏡　座椅子の横に重そうにある」

俳句・短歌(自作)春の俳句
「地球儀の並ぶ四月の本屋かな」
「朧月花屋のあった空地かな」
「近づきも遠ざかりもせず歩く夜　花屋のあった空地を過ぎる」
「ソイラテを膝に挟みし若き海女」
「象の糞豊かに崩れ穀雨かな」
「ご贔屓の猿見失う遠足児」
「フラミンゴのエサ拝借す親雀」
「しゃぼん玉吹く弟と壊す兄」

村上健志さんの新年の俳句

声つかう強き人こそ優しけり
泣初(なみぞめ)や不安が背後にずっしりと
初空や耳が拒否する歌曲あり
円高がますます進む明の春
涙落ち過呼吸となり去年捨てる

フルーツポンチ村上のムラカミチャンネル　より
新年の俳句　より
https://www.youtube.com/watch?v=ryYnmexnbmo&t=20s

村上健志さんの俳句が歳時記に載ったそうです。
歳時記には解説と例句が掲載されています。
例句として取り上げられたそうです。

「双六の駒にポン酢の蓋のあり」
双六が新年の季語。
双六を調べるとその中に掲載されているのだそうです。

新年の俳句紹介！

「初日記とめはねに差すひかりかな」
初日記が新年の季語。

「まだ白い明日が並ぶ初日記」
希望と不安を抱えた時期の心境を詠んだそうです。
この句は短歌を先に詠んでおられたそうです。
「まだ白い明日が並ぶ日記帳　一月一日金曜日晴れ」
が元句だそうです。

「帰り路のカラーコーンに松飾り」
「双六の駒を進める度(たび)光る　従兄の腕のデジタル時計」
「ばあさんに叱られずに酒が呑めるよと　祖父は私に酒を注がせる」

俳句にも上手下手の前に好き嫌いってあるように感じます。
やっぱり私は村上健志さんの感性が好き！

お喋り俳句 第一回結果

長期は強気目先は弱気時間軸(無季句)
悴んだ心は今も閉じた切り
寒晴れや愛が私を育まん
収穫が追い付きませぬ肥のみらい
雪折や弱き人の薄情を見る

夏井いつき俳句チャンネル　より
【おしゃべり俳句】第一回の結果発表をします！

太陽は悪いやつだ眩しくて前が見えない　　　りんくん4歳
変な匂い？雨の匂いだ！傘傘傘　　　kokoroS小学3年生男子
夕焼けやばあばこれってよるごはん？　　　eiko＋
霜柱ポテトチップがかわいそう　　　shun watanabe
冬至って太陽お風邪ひいとるの？　　　小物打楽器5歳
かなしみをちゃんとあじわえおこるから　　　たくみ7歳
すぐわかるしゃべらんとって　　　cさんの息子3歳
かっぱのたまごのゆでたまご　　　cさんの娘6歳
秋はきつねのしっぽ色　　　smailahappy幼少期の娘4～8歳ごろ
名月やかめんらいだーぶらっく！とお！　　　河村俊太郎のお友達の子ども2歳

第一回夏井いつき組長が1位に選んだのは…。

風花やトリケラトプスのくつでいく　　　ガヲガヲさんの息子こうき3歳

「お手本にしてください。」とのことでした…。
確かに子供の発する言葉は心を表現していると思います。
自分の中の子どもを目覚めさせないと…。

食券機で一句

初戎即席巫女のおもてなし
寒の雨別れはいつも唐突に
冬椿失くしたものが突然に
雪催実直であれ知事県議
北颪問題ないと言われても

プレバト纏め　2021年1月7日
食券機で一句

永世名人　富美男のお手本
梅沢富美男　
四日はや雪駄で手繰る駅の蕎麦

特待生昇格試験
皆藤愛子
替え玉を伝える小声雪催
添削(「を」にしなかったら「伝える」と書かなくてもよい。)
替え玉と小声雪催の屋台

1位　雨宮萌果
雪晴れや海老名下りのミニカツ丼
添削
雪晴れや海老名下りのミニ天丼

2位　小島瑠璃子
学食でおでん食む我大学生
添削
大学生我学食におでん食む

3位　濱家隆一
入店音たまの寒風心地よい
添削
心地よき寒風入店音のまた

4位　日替わりのボタンに踊る鰤の影
添削
日替わりのボタン煌々鰤定食

5位　二階堂高嗣
青春酸いも甘いも鬼走り
添削
一杯のラーメンデビュー夢見し冬

やはり俳句を好きでない人は呼ばない方が良いのでは…？
虐めに感じます。
ご本人もなぜ呼ばれるのか解らないと言っておられるのですもの…。
もう、お呼びしない方が双方の為なのでは…？
本人も視聴者も不愉快です。
梅沢富美男永世名人の一句は素晴らしかった！

埴谷隆高と小林一三

合理的に倫理的に冬深む
冬菫独りぼっちの朝日かな
寒の内誰にもこびず生きて行く
水仙やみんな友達群あわん
せせらぎに音を残すや雪しまき

一分季語のウンチク　より
「年玉」でした。
意味は神への捧げもの。
神様からの贈り物。だそうです。

家藤正人さま　勉強になります。
感謝申し上げます。

埴谷隆高　曰く
「単独者として生まれ、群棲者として生活すること。
　その矛盾の幅が私達の生の最初の幅である。」

小林一三　曰く
「志を高く持ちながら、
　日々のことをしっかりやり遂げることが、
　その志に到達する最も近道である。」

マザー・テレサと岡本太郎

据(すわ)り鯛時間に価値を与えをり
一計を案じ講じん駒廻す
自分らしく女らしく老の春
迎春や光に愛を求めけり
イマジンは色即是空寺年始

マザーテレサ　曰く
「大切なのは
　どれだけ沢山のことをしたかではなく、
　どれだけ心を込めたかです。」

岡本太郎　曰く
「生きるというのは、
　瞬間瞬間に情熱をほとばしらせて、
　現在に充実することだ。
　過去にこだわったり、
　未来でごまかすなんて根性では、
　現在を本当に生きることはできない。」

ベルトルト・ブレヒトと増田紀彦

それぞれの拘り持ちて老の春
初霞痕跡消して旅立たん
捉われずありのまま生く初御空
暮の冬肩の力を抜いて立つ
身勝手な主人とともにお正月

ベルトルト・ブレヒト　曰く
「自分の限界を認めることで、
　はじめてその限界を超えることができる。」

増田紀彦　曰く
「『したい』っていう欲求と
　『できる』っていう自信と
　あとは『やっちまえ』っていう勇気
　この３つが揃うかどうかなんだ。」

新年の季語

行く雲やヘイトまみれの地で客土
熱燗や一番星が待ちきれず
しづり雪虐めに気付くことあれど
橙飾る動物的な愛し方
深紫外ベルエポックとなる予感(無季句)

夏井いつき俳句チャンネル　より
【季語】新年は5つ目の季節？今すぐ使える季語を紹介します

俳句は5つの季節。春夏秋冬＋新年。
「三日」も季語になっています。
別の言い方をする「傍題」もあります。
「猪日(ちょじつ)」です。
歳時記(山本健吉著)より
「中国の風習(習俗)から来ている呼び方で
　六種の家畜を配して、
　それぞれの家畜はその日は屠殺しない日である。」
猪と記してありますが、豚のことです。

元日は鶏日。初鶏(はつどり)、初鳴きもある。
二日は狗日(くじつ)。
四日は羊日(ようじつ)。
五日は牛日(ぎゅうじつ)。
六日は馬日(ばじつ)。
七日も季語。人日(じんじつ)。俳句の世界では結構使う。

山本健吉が歳時記に記している言葉。
「それぞれの家畜を
　その日は屠殺しない日であり
　人日は死刑を行わない日である。」

七日に七草粥を戴くと言うのも
人を労わると言う行事かもしれません。と塾長。
「大正月の終わりの日に当たって
　門松とか松飾を外して松送りしたり
　七草粥を炊いて祝ったりする七日正月と言う季語もある。」

子晦日(29日)から7日まで、一日5句詠むと
50句のトレーニングができます。
しかし、5日と6日の読み訳が難しいと塾長。

来年は挑戦いたしたく…。

若冲 時代劇

初景色過疎地照らさん深紫外
息白し引っ張りだこの自衛隊
(緊急事態宣言)一都三県雀合戦雪意かな
優しさおいて強いものなし枯忍(かれしのぶ)
冬の蠅咎める前の一言よ

正月時代劇「ライジング若冲　天才かく覚醒せり」を観て…。

https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/436065.html

素晴らしかった！
観点も脚本も製作も表現者もすべてに感動！

「丹青活手ノ妙神ニ通ズ(たんせいかっしゅのみょうかみにつうず)」
意味は「あなたの芸術は、神に通ずるものである。」
売茶翁から若冲が授かった言葉として紹介されました。

https://sencha-note.com/jyakuchu-baisao/

真実は闇ですが、どうも若冲は同性愛者だったようです。
秀でた才能を持って生まれた人の傾向のように感じます。
現在も特異な才能保持者に多いです。
神はその人だけに与えた才能だったのでは…？
選ばれし人間に神が与えた宿命だったのかも…。

3日　久し振りに初詣に出かけてきました！

リチャード・カールソンとゲーテ

春永や徳孤(とくこ)に集う人数多(あまた)
歳重ねより革命的に初景色
経験こそが財産となる福寿草
悪友と名乗る友をり松の内
スピードとリズム刻みて初日かな

リチャード・カールソン　曰く
「人生はテスト。ただのテストにすぎない。
　『問題』視するかわりにテストだと考えてみる。
　やっきになって解決しようとせず、
　そこからなにか学べるかどうか考えよう。」

ゲーテ　曰く
「毎日を生きよ。
　あなたの人生が始まった時のように。」

相田みつをと沢木耕太郎

正月や生まれた場所で最善を
松の内星におはよう午前二時
初星やいまだ居場所を探しをり
福寿草賛同だけにこだわりて
冬ひばり勝ちにこだわり生きる人

相田みつを　曰く
「この自我、この我執をどう運転してゆくか。
　それが人生ではないかと私は思っております。
　そして、その一生の運転手は自分です。」

沢木耕太郎 　曰く
「とにかくいくつかの失敗を重ねるうちに、
　少しずつ自分自身に「力」がついてくるのが感じられた。
　それはまさに「力」として感じられる種類のものだった。」

謹賀新年

初春やSNSで届く笑み
想像の旅がしたくて初茜
あるもので補いあわん初明り
あるがまま受け入れて立つ初御空
鏡に映る眉間の皺よ去年今年

謹賀新年

旧年中はお世話になりありがとうございました。
今年が実り多き1年となりますよう、そして、
皆さまのご多幸とご健康をお祈りしております。
本年も宜しくお付き合いくださいますようお願い申し上げます。

令和三年　壁上土　辛丑　元旦


ブッダ　曰く
「思いわずらうな。
　なるようにしかならんから、
　今をせつに生きよ。」

エレノア・ルーズベルト　曰く
「未来は美しい夢を信じる人のためにある。」