永遠ぞ 語りやべべん 明けの月 
寒蝉鳴(ひぐらしなく) 唯一無二の 人として 
濃藍(こいあい)の 裾を払いて かけ踊  
三平や 丁子色(ちょうじいろ)着て 夏高座 
らくがきAR 命与えん 秋浅し  
俳句さく咲く! より 
櫂未知子先生がまたまた教えてくださいました。 
花眼とは老眼の事!今後使っていきます。 
虫は夜!蝉は朝!鳴く。⇦注意! 
切字とは「や」、「かな」、「けり」。 
「かな」は名詞、連体形につく。 
「かな」が詠嘆の度合いが一番強い。 
切字は一句に一つ。 
(感動の中心がぶれるから。分散するから。) 
現代に言いはめると、「!」。 
下五で使うのがお薦め。 
障子紙 まだ世にありて 障子貼る   百合山羽公 
秋の季語「障子貼る」を教えてくださいました。 
障子貼る どつしりと松 庭にあり   櫻井紗季 
⇩(松が庭にあるのは当たり前。ぼかすと良い。) 
障子貼る どつしりと松 そこにあり 
障子貼り 床間飾り 白に染む   いとうまい子 
(貼り終えたことを詠んでいる。季語が生きていない。) 
庭先で 水撒く母や 障子貼る   塚地武雅 
⇩(庭先では当たり前。そこでお母様の描写を入れる。)  
一心に 水撒く母や 障子貼る 
爪を研ぐ 猫を横目に 障子貼る   田中要次 
⇩(自分を詠み込むより猫を描写した方がよい。) 
熱心に 爪研ぐ猫や 障子貼る 
鉢の中 空に紅刺す 涼新た   いとうまい子 
⇩(詰め込み過ぎ。) 
鉢植えに 紅兆しけり 涼新た 
「障子貼る」亡き母が正月前にやっていた慣習です。 
幼い頃は母がやっていたのですが、 
いつしか建具屋さんにお願いしていたような…。 
そんな光景を懐かしく思い出しました。
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