2020年8月18日火曜日

披講と名乗り

ダイニング 夏の夜明けを 告げる月
夏椿 他人に解らぬ 価値を持ち
夏に平和を 香港で 広島で
コロナなき 太平な日々 歌女鳴く(かじよなく) 
大切な ことが違いて 油照

NHK俳句 より
8月16日の放送で私のお気に入りの句が
一席に選ばれました。
選者は西村和子先生!

供花(くげ)のなき 墓へひぐらし 惜しみなく   
神奈川県小田原市 陌間みどり

悠久の時間の流れが表現されています。
特殊な時間ではなく、
近未来日常となるのではないでしょうか?

ゲストは声優の平野文さんでした。

烏賊そうめん さばく男の ごつき指   平野文
ひぐらしに 夢あともさきも 色消えて   平野文

さすが十年詠んでいらっしゃるだけあって素晴らしい。
肩の力が抜けておられるような…。

蜩の とよもしあへる 泊瀬(はつせ)かな   西村和子

「とよもす」=「響(どよ)もす」の古語。
声や音をひびかせる、というような意味だそうです。

ようこそ句会へのコーナーでは
披講と名乗りについても教えてくださいました。

目で味わい、耳で味わう時間を楽しんで欲しい。
披講者と選者への感謝を込めて名乗るのがマナーだそうです。
披講と名乗りはテンポが良いと心地よいのだとか…。

8月22日に夏井いつき先生が
句会LiveをYou-Tubeでやってくださるとか…。
しかと拝見いたします。

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