2020年8月22日土曜日

カレーライスで一句

亡人と 知ってしまった 秋の朝
いつまでも 共に生きんと 秋北斗
天才の 軌跡辿らん 秋渇き
ブギウギを 奏でる三味よ 碇星
方丈記 唸るべべんや 秋の星

プレバト纏め 2020年8月20日

カレーライスで一句

永世名人富美男のお手本
梅沢富美男
ライスカレー 匙のすくっと 氷水

氷水に 匙直立す ライスカレー

昇格試験
横尾渉
遠雷の夜汽車 カカオの奴隷史
(16音字足らずの句。足さない勇気で余韻が残った。
 1文字入れるとバランスは崩れていた。)

1位 ゆきぽよ
海の家 香るカレーは ★3つ
(五七五のリズムが良い。
 茶目っ気のある句。実体験を踏まえた句は強い。)

2位 渡辺満里奈
からいからい 汗拭う顔 笑い皺
⇩(笑う夫を中七に入れ主を明確にする。
  皺に汗が伝わる映像で終わるとほのぼのとした空気感が出る。)
からいからい 笑う夫の 汗の皺

3位 内海崇
白服に カレー飛ぶとて おかわりし
⇩(白服にカレーとあれば「飛ぶとて」は不要。
  助詞「に」で場所は特定できる。
  下五の「し」は取った方が勢いが出る。)
白服にカレー ものともせずおかわり

4位 風間トオル
テント張り 蚊遣火(かやりび)まさる カレー香
⇩(情報過多。「まさる」が諸悪の根源。
 「カレー香」も寸詰まりなので助詞の「の」を入れる。
  最後に「か」で韻を踏む。)
テントには蚊遣 カレーの香の押し寄す

5位 上田彩瑛
夏山に ゆらぐ香りと 友の顔
⇩(曖昧な句。上五は「や」で切る。
  カレーと書かないと伝わらない。)
夏山や カレーの香りと 友の顔

梅沢富美男さんはどうしちゃったのでしょう…。
ちょっとひどすぎ…。
お仕事がお忙しいのでしょうか?
期待外れ甚だしかったです。
残念でなりません。

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