夜濯(よすすぎ)や 風呂湯使いて 寝落ちせん
新洗濯機 朝が待てずに 夜濯す
帯留に 真朱(しんしゅ)あしらい 藍浴衣
蓮の花 咲きて亀の 甲羅干し
西瓜食う 翌朝の足 むくみをり
夏井いつき俳句チャンネル より
「助詞で対比を表現してみよう」
五月雨や 大河を前に 家二軒 与謝蕪村
助詞を「の」「を」を変えることで
名人にも凡人にもなってしまう。
「に」は存在を明確にする。説明にもなる。
「や」と「に」は誰でも詠める。
「の」か「を」にするかが難しい。
なぜ蕪村は「を」を選択したのか?
「を」は広さ、大きさを示す。
大きさと小ささの対比で
より家二軒が頼りなげに見える。
最後もう一回五月雨と言う季語を認識し直す。
季語はあくまでも主役に立つべきもの。
「や」と「を」と「に」という単独では
意味を持たない助詞が重要な役割を果たしている。
これだけのニュアンスを伝えてくれている。
蕪村は画家だったので、
助詞を使っての表現ができたのでは…?
助詞を勉強することで推敲力が育める。
以上でした。
もっと、助詞を勉強せねば…。
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