白鷺や羽を広げて身繕い
守るべきものを守りて夏の鴨
仏桑花(ぶっそうげ)南の香届けをり
夏柳「あかん」と指摘受けにけり
陰に見るまばゆい光滴りぬ
NHK俳句 兼題「汗拭い(ハンカチ)」
汗拭いは汗を拭う時のみの季語であり、
涙を拭う時や手を拭く時は季語にはならない。
今回のお気に入り
ハンカチを汚さぬように汚しけり 中山英夫
ハンカチも今日もまっさら青き風 財津京子
さ緑の雨の匂ひや汗拭ひ 鈴木マリ子(徳島市)
(さ緑とは若葉の色、淡く薄い色。)
俳句、二歩目
勘違いされがちな季語
山国の灯りや枝豆塩加減 大串章
(枝豆は秋の季語)
あまざけや舌やかれける君が顔 嘯(しょう)山
(あまざけは夏の季語)
青梅や考え直すきっかけに 坂田裕美
コスモスもうなだれている月曜日 坂田裕美
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