満月にふわりと蛍頬に風
品格を描く松園夏の蝶
瞬きで感謝表す夏蒲団
勝山に虚ろなひとみ金魚草
太き眉文庫結びのうぶな夏
夏井いつき俳句チャンネル
【六月の正岡子規】
子規の句から季重なりを学びましょう
梅雨晴れやところどころに蟻の道 正岡子規
花一つ一つ虻(あぶ)もつ葵哉 正岡子規
川セミノ来ル柳ヲ愛スカナ 正岡子規
枇杷の実に蟻のたかりや盆の上 正岡子規
(枇杷の実に蟻のたかりの猛々し)
火串(ほぐし)消えて鹿の嗅ぎよるあした哉 正岡子規
(火串は夏の季語。鹿は秋の季語。
火串は夏に行われた鹿狩りの一種。
狩りの中で使う物。鹿の通り道に火串と呼ぶ篝火を焚き
その火が鹿の目に反射しキラッと光った瞬間そこに矢を射る。
これを「照射(ともし)」と呼ぶ。)
季重なりを成功させるには
「何を表現したい、
どの季語を一番強く言いたい
目的を決めていること。」
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