暑き日よグリア細胞弱りをり
夕蛍英知と勇気と愚行かな
21グラムの魂梅雨の月
梅雨寒し欲なき日々を繰り返し
NHK俳句 兼題「蠅(はえ)」
玉の如き後ろ姿は瑠璃の蠅 岸本尚毅
俳句と想像力 俳句と寓意
死は易く生は蠅にぞ悩みける 森鴎外
今回のお気に入り
人がゐて蠅ゐてうまし市場飯 大塚好雄
(類句 蠅とびて遊びゐる身にめしまづし 森川暁水)
蠅打ちて蜘蛛宥(ゆる)したる夕餉前 秋本正
芍薬の硬き蕾に月の蠅 一澤千鶴子
(3つの季語 夏の句として現実の情景なので良い。)
微苦笑の遺影の妻や夜の蠅 木原泰紀
岸本教官の添削道場
銀蠅の風人のごと吹き飛ばす 中田喜子
添削(直喩から暗喩に添削)
銀蠅をわれは風神吹きとばす
洗い終えたまな板に蠅 加賀翔
改作(3334の自由律俳句)
洗い終へてそのまな板に来たる蠅
野良犬や蠅食ひ芸で我が家住む
添削
蠅を食ふ野良犬ならば飼いにけり
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