惜春や次の世代へ受け継がる
春景や勝利手にしたホンダかな(浅木さん)
にぎやかで勢いのある春祭り
ちゃんと向き合っていた十三詣り
知性ある言葉を発す春の興
■夏井いつき俳句チャンネル
【書籍紹介】自由律俳句を味わう!【「朝起きたら自由律だった」】
象の森書房「朝起きたら自由律だった」きむらけんじ
セカンドゴロだけど1点入ったような日 きむらけんじ
元炊飯器の釜が花育ててる きむらけんじ
よろけて入る母の名のスナック きむらけんじ
参観日の佐藤の母の大きな指輪 きむらけんじ
深く静かにママ友に派閥ある きむらけんじ
ニワトリもおじさんも柵超えて来た きむらけんじ
プラネットジアース「鳩を蹴る」 きむらけんじ
老いた母来てコーラしかない きむらけんじ
おかんすぐ動く考えたら負け きむらけんじ
インタビュー
4冊目 ほんで他の本いれたら?
エッセイみたいなんが2、3冊あるから7冊ぐらいですね
ようここの出版社もね 潰れんとね 付き会うてくれてる
よう辛抱してくれてはりますね もうこれでたぶん最後やろと
いやいや ちなみに今回はなんかだいぶ沢山俳句が入ってると
今回はぎょうさん522句くらい へーだいぶサービスしましたね
1句3円80銭くらい 単価が安い 定価は2千円 わかりましたじゃあ
お金持ってる人は買って欲しいな と思てますけど ちなみに
後ろにおるのがこの句集の写真を撮ったカメラマンです
これケニアらしいです タイトルと何の関係もない
ケニアらしい句じゃないんですね 全然 ここにあの
せやこれ忘れてた 夏井いつきさんに書いてもらっているんです
なんか書いてますね なんか書いてはりますね これもよう
帯だけでもええから見に来て下さい 夏井いつきさんが作った
自由律ではないんです 違いますね 帯だけ書いてる
間違わんように じゃあまあそんなことで
この句集が売れるように よろしくお願いします!
■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク「花鳥」
鳥の固有の名前というものも沢山季語にはなっているんですが
この「花鳥」というものは特定の種類の鳥を指す言葉ではありません
桜の花にやって来る鳥 全般のことを指す季語と
歳時記には解説されております
よく花鳥風月とか花鳥諷詠という言葉もあるんですが
その花鳥とはまた関係のない単語だそうです
元ネタとしましては芭蕉の俳句からきている季語なんだそうです
「蝙蝠(こうもり)も出よ浮き世の華に鳥」
という句から派生してきた季語であるらしいです
■雪舟から若冲へ「相国寺文化圏」の実像
この一枝の梅ははっと人を驚かせる春の景色を感じさせ
氷や霜と闘う清らかさを持つ 厳中周噩(げんちゅうしょうがく)
根のないこの一枝が絵に収まり永遠のかなたから吹く
春風が暖かく巡っている 玉畹梵芳
茅舎は松に連なり戸は閉さず 野橋春の上(ほとり) 早梅の顔(かんばせ)
吾祖(吾祖)如拙(じょせつ)周文(しゅうぶん)
■「民藝 無作為の美 深沢直人が心を打たれたものたち」
日本民藝館 館長 深澤直人
心から「はぁ~」と思ったものを集めようと
形が優しい
無作為に作られているようだけど
そこで生活している人でないと浮かばない形
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