2025年4月17日木曜日

日曜美術館 Joan Miró&笹野高史

木蓮や陽光浴びてきらめかん
伸びやかに鮮やか纏う白木蓮
木蓮や母の最期を連れ添わん
脳裏で生きる笑顔の母よ紫木蓮
今もなお母への思い紫木蓮

■日曜美術館 ジュアン・ミロ 自由を求める魂の音色
「私の作品は、画家によって音楽がつけられた詩のようであってほしい」
リズミカルな線と色彩による独奏的なモチーフへ
晩年、表現はより自由により大胆に
尽きることのない情熱を支えたのは自由を求める心と故郷への愛でした
絵画の詩人ジュアン・ミロ その創作の軌跡辿ります

ジュアン・ミロ 自由を求める魂の音色

Joan Miróより12歳年上のピカソ。
パリに出る以前バルセロナの美術学校に通っていた。
同じ学校に通ったミロにとっては地元の憧れの大先輩。
二人は生涯にわたって特別な友情を育んでいきます。
二人はスペイン人ですが、スペイン語ではなくカタルーニャ語で会話した。
二人を結び付けていたのはカタルーニャ。
1921年 パリにアトリエを構える。Joan Miró28歳
3年後 シュルレアリスム宣言 発表 新しい芸術運動が始まる

「私は絵画と詩を全く区別していない 
時にはカンヴァスに 詩的なフレーズを加え またその逆もある」

想像の力でより抽象的で象徴的な表現へと突き進んでいく

1931年スペイン共和国政府誕生
パリ万博ではピカソと同じカタルーニャ人として壁画を出展

私の中で20年代に詩が担っていた役割を音楽が担っている」
詩と音楽と絵画が融合

パブロ・カザルス(1876~1973)
カタルーニャ出身のチェロ奏者
生涯フランコ独裁体制に抗議し続けた

1966年 日本を訪問 
日本の伝統的な思想や芸術に自分との親和性を見いだします
75歳 代表作 太陽の前の人物 1968年
大きな丸は太陽 隣には力強く立つ人物が△で現わされています
大胆かつ緻密ね計算で作られた絵画
○△▢ 仙厓の影響を受けている
心を整えてはじめて引くことのできる迷いのない線 
にJoan Miróは憧れた

無意識のうちに手を動かす 自分の中から出てくるもの
芯が強くて人に迎合しない ピカソと真逆だけれど同じように
火が燃えている 火の色が違う ピカソは派手で赤い炎が燃えている感じ
Joan Miróは青い炎。青い炎の方が温度が高い。目立たないけど
内面で寡黙で言葉は語らないけど信念とかエネルギーを出してきて
大きな画面が破綻していない。強さを秘めた人。

絵画を投機の対象とする人への反発
Joan Miróは燃やしたキャンパスに新しい美を見いだします
大胆にぶちまけられたような色と線
そしてコントロールできない偶然を孕んだ炎の力
晩年、高まる名声によって投機の対象となってしまった自らの絵画を
Joan Miróはその手で再び自由にしたのです

進化し続けたJoan Miróに乾杯!

音符が踊る星座シリーズ 命の輝き 
その輝きは晩年は自分自身に向かって行った
命に溢れていた Joan Miró!

■鶴瓶ちゃんとサワコちゃん
【笹野高史が「男はつらいよ」の裏側エピソード披露】

昭和の大先輩 笹野高史の言葉
「こうきしん これをね、いつまでも もっていたい
ささのたかし」
でした。



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