2026年8月15日土曜日

村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 毛越寺&渥美清

八月よ独り生まれて生ききらん

秋空よ群れることなき人生よ

秋の風心伝える人もなく

秋の星心許せる人もなく

秋の夜や仲間と群れることもなく

 

■村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 毛越寺

村雨辰剛

 

岩手平泉 中尊寺金色堂 近くに平安時代の庭園

特別遺跡 特別名勝 世界遺産 毛越寺(もうつうじ)

遣水(やりみず) 

平安時代のお庭もいろいろあるが遣水を備えて発見されたお庭は他に無い

平安時代の景色

年に一度平安時代にタイムスリップ 曲水(ごくすい)の宴

 

毛越寺貫主(もうつうじかんす) 藤里明久

850(平安初期)慈覚大師 円仁が創建

奥州藤原氏が治めていた 戦や火災で建物は焼失

今の本堂は平成元年に完成 元の本堂とは離れています

庭は平安時代のまま残った

 

毛越寺 浄土庭園 大泉が池(おおいずみがいけ)は海を表現

浄土庭園とは仏堂と苑池を一体的に築造した庭園

池を覗くと黒い標注の跡がてんてんてんと

平安時代の橋脚が遺跡として残っている

かつての本堂 金堂円隆寺跡

 

たしなみポイント

平安時代の遺構が多数保存されている

40を超える堂塔 500の僧坊(そうぼう)

 

二代 藤原基衡(もとひら)が作り始め

三代 藤原秀衡(ひでひら)の時代に完成

 

人の心が落ち着かないと平和はこない

仏様の力をいただいて皆さまの心を晴らし幸せに平和を築こうとした

毛越寺もそういう願いの中でつくられた

江戸時代 仙台藩が遺構を保護 

築山(これまで見てきた京都・二条城は芝に覆われていた

   東京・清澄庭園では富士山を模した大きな五月山でした)

「作庭記」に記されているものが検証できる

自然風景を思い出して具現化したものがこの築山 自然の景観に学ぶ

日本の枯山水の源流とも言われている

出島 荒磯(ありそ)石組で表現

 

海岸線の風景を見て歩いたことがある

各所に海岸に迫っている所は岩山が多い 

いろんなインスピレーションを働かせてこの庭は造られている 藤里

 

州浜(すはま) 水辺に石を敷き詰める表現手法 横浜・三溪園 

 

花菖蒲園

遣水 全長80m 

1980年代 昭和58年頃 発掘調査で発見された

貴重な遺跡で平安時代のお庭もいろいろあるのですが

遣水を備えて発見されたお庭は無い 藤里

平安時代の水の流れを伝える

導水 川として表現されています

滝つ瀬 谷川の急流を表しているから流れが速い

下に来ると平野を流れる野川の風情

 

たしなみポイント

遺水の石にはそれぞれ役割がある

水切り石 めぐり石 平安時代の石が現役で活躍

 

私たちが庭の中にせせらぎなど流れを作る時の原点

 

横石 流れを遮るように横に石がある

   真ん中が少し高く 左右が低く そこから水が流れ落ちる

 

たしなみポイント

横石の役割 耳をそばだてていただくとせせらぎが聞こえる

800年前と変わらないせせらぎの音

横石の形が瀬音を奏でる

 

上流と下流 音の違い 平安時代の音の芸術

 

曲水の宴(ごくすいのえん) 平安時代の貴族の歌遊びを再現

村雨さんが訪れたのは「曲水の宴」2週間前

庭師 前田航

自然樹形 樹木が本来持つ自然に育った時の形

紅葉の剪定中 少し抜け感というか奥行きを出したい

目指すは自然の木の姿 バランスを見ながら慎重に剪定

 

平安時代の文化を今に伝える

 

出島 石組が作られている

庭園のシンボル 全体として荒磯(ありそ)の風情

海岸の岩場の風情を表現している

立石 傾けてあるのが庭園全体に緊張感を持たせて

シンボルとしての役割を果たしている

 

たしなみポイント

どこから見ても絵になる立石

 

先の東日本大震災では立石も南側に8度傾いた

2011311日 周りの水をせき止め 立石の修復

被災者を受け入れた毛越寺

庭園は庭園自体に人に訴えかける力がある

改めて教えていただいた 藤里

 

最初にここが建てられたのも平和の願いがあった 村雨

 

庭園の持つ不思議な魅力不思議な力

それは言葉では表現できないもの

人の心を和らげて 前に進む力を与えてくれるのではないか 藤里

 

■渥美清 風天

俳優の渥美清は「風天(ふうてん)」という俳号を持ち、

身内にも隠して独自の句会でユーモアとペーソスに

あふれる俳句を約220句残しました。

 

代表作

「お遍路が一列に行く虹の中」

「さくらんぼプッと吹出しあとさみし」

「流れ星ひとりみつけて肌寒く」

「赤とんぼじっとしたまま明日どうする」

「大根のサックリ切れて手の赤く」

「立小便する気も失せる冬木立」

「冬の蚊もふと愛おしく長く病み」

「霜ふんでマスクの中で唄うたう」

「湯豆腐ののど元過ぎて腹熱く」

「ただひとり風の音聞く大晦日」

「そのはねであの空飛んだか置物の鷹」

「好きだからつよくぶつけた雪合戦」

「ゆうべの台風どこに居たちょうちょ」

「ちつちゃくて一匹で居る赤金魚」

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