東野圭吾氏追悼
天才がまた一人大山蓮華(れんげ)
画面にははにかんだ笑み夏の露
愛込めた百六冊や雲の峰
汗拭ひ笑い誘った悪態よ
お別れの言葉はいつか夏の潮
■プレバト纏め 2026年8月13日
花火大会で一句 花火は夏の季語
特別永世名人〆のお手本 千原ジュニア
磊塊(らいかい)の爆(は)ず洋上の大花火
(磊塊:大きな石が重なる様子心の蟠り さすがのバランス感覚
①
大きい石が積みあがる②強く怒りなげき悲しむ③もやもやした蟠り
②
③を使っているのだろう あっという間に爆ぜてしまった
それは広い海の上の大花火を見たから
前半が質量が重たい後半も質量を重くしないとバランスが崩れる
洋上 広い空間の大花火とすることでバランスを取った)
1位 世良マリカ
会議続くロジックツリー遠花火
(必要な言葉が必要な位置にある 上五で状況場所がわかる 時間経過
中七で窓の向こうの遠花火 作者の気持ちが鮮やかに想像できる
これを俳句と呼ぶ)
2位 髙地優吾
甚兵を着てく約束雷の音
添削(甚兵と雷は夏の季語 季重なり 実体験が伝わる
上五中七が口語のお喋り リアリティーがある
気重なりを主役脇役にする 約束に意味の軸がある
雷が強い季語 の音ははずす)
甚兵を着てく約束雷かすか
3位 ベッキー
花火の音くぐりスキップ6歳児
添削(手花火=線香花火等 大花火・揚花火=打ち上げ花火
あなたの映像と読み手の映像に隙間 打ち揚げ花火とわかるように大花火
くぐり⇨くぐるかに 吾子をいれる)
大花火くぐるかに吾子スキップす
4位 エルフ荒川
黒髪を赤に染めあげ揚げ花火
添削(揚げ花火:打ち上げ花火 揚げ花火が黒髪を染めるかのように
発想自体が陳腐 黒髪を詠嘆する 赤を揚げ花火の描写に使う)
黒髪や開(あ)きて赤き揚げ花火
5位 八嶋智人
腹にドン!光遅れて大花火
添削(表現しようとする意欲がない 上五中七は大花火の事
大花火しか残ってない 花火の真下を何で書かない
腸(はらわた)に轟(とどろ)く大花火の真下
・清水麻椰チャレンジ
あの日の河川敷明日は花火大会
■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク「早桃(さもも)」
読んで字の如く 早くに出回る桃で「早桃」なんですね
普通は一般的に桃というと 秋の季語になるんですが
この「早桃」は晩夏の頃から出回る桃です。
夏桃という傍題もあります
この夏桃 「早桃」を使った時には
そこに夏の季語がのることが大事になるわけです
歳時記に載っている例句を眺めてみると
例えば前田普羅(ふら)さんの
ぬれ縁に早桃おとせし音にさむ
という一句があります
目覚めるという意味での「さむ」
なんじゃないかと思うんですが
これなんかのこの季語の背後に昼寝していた人間が
そんな夏の生活の模様も察せられる
そういう一句に仕上がっております
「早桃」ならではの季節感 活かしたいですね
■夏井いつき俳句チャンネル
「説明と描写の違い」の話
冬晴のライトレールや胸躍る
胸躍るは説明。感想です。
描写とは言葉で書くこと
この場合は黄色い車体⇨黄の車体
添削
冬晴やライトレールの黄の車体
空の青と車体の黄色の色彩が映像として見えてくる
ウイスキーカボス浮かべて孫笑顔
ウイスキーにカボス これだけで浮かべていらない
笑顔になってくれましたと云うのは説明
笑顔になったというのは描写ではなく説明
笑顔と書いた瞬間に気をつけた方がいい
例
一切れのかぼす孫とのウイスキー
一切れのカボスで映像が切れる そして
カボスの映像から孫の映像に切り替わる
孫「との」で私がいることも読んだ人の脳で再生される
「俳句添削辞典」に記されているらしい。
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