なり止まぬ電話放置や春半ば
春の星唯一無二の人であれ
暮れかぬる古機種のスマホ持つ辛さ
治まらぬざわめき見つむ春終る
開花宣言の日満開のさくら
NHK俳句 兼題「菜の花」
遠足が真昼の山に来てもどる 鴇(とき)田智哉
菜の花や蹴散らし笑う長靴魔 岩崎う大
「句のひとみ」になって読む じっと見る「句のひとみ」
霜掃きし箒(ほうき)しばらくして倒る 能村登四郎
菜の花に向うを向いて人ひとり 東京都杉並区 矢野美智子
菜の花を怒りの色と思ふまで 神奈川県大和市 佐藤直哉
作業着を開け菜の花に食べ終はる 大阪府大阪市 上羽遼治
タイムラプスで一句
花人の連なるさまの蛇腹めく 鴇田智哉
(長い時間を読む。時間を引くことで自由さを表現。)
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