2025年4月2日水曜日

松平定信&無季の話&明月余情

幸せに気付かぬ人よ春の雲
幸せな心描きて長閑なり
芳草や市井の女を演じ切る
春潮や全ての女(ひと)をリスペクト
眼力と画力を持ちて春の浪

■偉人・敗北からの教訓 第85回「松平定信・度が過ぎた寛政の改革」

定信「ならば幕府を支える立場で
権現様や吉宗公のように歴史に名を残そう」

門閥「我々の抹持米まで減らすなど聞いておりませんぞ!」
定信「領民の為だ 倹約質素は我を手本にせよ」
「宇下人言」より意訳

定信「仙台では40万人が亡くなったと聞くが
   我が領国では餓死者は出なかった」
「宇下人言」より意訳

定信「女を増やし結婚を推奨しなければ
   人口も年貢も増えない」

定信「金銭 穀物が滞りなく流通し世が平穏になるよう
   自分の一命のみならず 妻子の命もかけて乞い願う」

「御年若し 末頼もしく思ふものは松平中守(定信)」

定信「これまでは橋に無宿人たちが連なっていたが
   今はいない 盗賊なども減ったと聞く」

松平定信 敗北の伏線
改革を進めるには強い使命感と有力者への根回しが重要!

定信「皆 大飢饉の時の混乱を忘れてしまったのか❓」
幕府重鎮「あと10年はお勤め頂きたい」
「宇下人言」より意訳

定信「ならば引き続き緊縮を進め 歴史書に倣い
   9年の凶作にも耐えうる国を目指しましょう」
「政語」より意訳

定信「中国の為政者はまず飢えと冷えから民を守り
   その上で道徳を説き国を豊かにした」
「政語」より意訳

定信「そもそも酒というものは高ければ飲むことが少なく
   安ければ飲むことが多くなるものだ」
「宇下人言」より意訳

白河の清きに魚も棲みかねてもとの濁りの田沼恋しき

幕府重鎮「定信の老中首座 将軍補佐の職を解く」

松平定信 敗北の瞬間
命を大切にした政策はお見事 しかし過信し やり過ぎてしまった

未だ欲を無くすことが出来ない
ことに名誉欲は金欲や色欲よりも強いものだ
「修業録」より意訳

「世の中に蚊ほどうるさきものはなし
ぶんぶ(文武)というて寝てもいられず」
狂歌師 太田南畝

松平定信の敗北から学ぶ教訓
時代の流れを見極める

■夏井いつき俳句チャンネル
【一句一遊】お便り12【無季の話「季語ってなくていいの?」】
「季感がある」
明確な季語は無いけれど、季節の気分は十二分に感じられる、
というのは一つのジャンルとして俳句では認められている

季語有グループ 季語がある
季語無グループ 季感はあるけど季語はない
        季語や季感はないけど詩になっている

「無季」
しんしんと肺碧きまで海の旅   篠原鳳作

有季定型で詠んで欲しい 夏井いつき先生 家藤正人先生

■べらぼう~蔦重永華乃夢噺~(12)俄なる「明月余情」
鳥が啼く東の華街(いろざと)に
速戯(にわか)をもてあそぶこと
明月の余情(よせい)を儲(もう)けて
紅葉葉の先駆けとせんと
ある風流の客人(まれびと)の
仰(おう)せを秋の花とす
我と人と譲りなく
他(ひと)と我との隔てなく
俄(にわか)の文字が調(ととの)いはべり
朋誠(ほうせい)しるす

「べらぼう」一話より拝見していますが初めて
胸が熱くなり涙が零れ落ちました…。感動致しました…。

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