2026年3月26日木曜日

夏井いつきのよみ旅!in福島&俳句道場「菜の花」

根拠なき強き慎(つつし)みうららけし

あと何度卒業すれば春心

堂々と迷惑駐車燕の巣

誰も来ぬ広きStudio春陽射し

花菫脳裏に恩師浮かべ待つ

 

■家藤正人の俳句道場 

兼題「菜の花」春の季語

傍題 菜種の花 花菜 油菜 など

 

ギュッと!特選

甘へは捨てむ菜の花を突き抜けむ   白猫のあくび

(決意の畳みかけの上手さ。「む」は意思を表す助動詞。

 明るい希望を持って立ち向かう事を教えてくれる、力強い秀句。)

 

番組で紹介された俳句

佳作 菜の花と讃岐の山と飛行機と   仁淀こうじ

佳作 菜の花や下灘駅ではしゃぐ吾子   しまおか実由季

(下灘駅は愛媛県の駅名 完成まで聞こえてくる一句)

菜の花や大人も子供も仄かなり   加地清子

(仄かなり:描写が弱い)

菜の花のおかずを詰めて山歩き   じゅんこ

(山歩きのわくわく感が強い 季語:菜の花が弱くなっている

春の季語で「野遊」という季語がある。野遊の句として読み直しては?)

秀作 菜の花や父の炒り卵のあまし   へこりん

(色みの綺麗な俳句となっている)

菜の花や 油皿明かりを 思い出す   東邦しこく

(かつて菜の花の油は食用だけでなく、照明燃料としても利用された。

 正しい書き方での投稿を…。)

佳作 洪水の記憶一面菜の花へ   河合郁

(氾濫の爪痕が今は一面の菜の花に覆われている様は時間の経過を表すとともに、

明るい希望を思わせる。)

佳作 シュワシュワの緑の葉よ菜の花よ   とことん

(菜の花だけで作った一物仕立て。全体で十六音の字足らずの形に

 一音を足して添削 一音足りない時は辞書で探そう。)

添削 シュワシュワの早緑の葉よ菜の花よ

秀作 菜の花にがし舌先のよろこびし   沖庭乃剛也

(八音+九音で構成された変則的な型。新鮮な菜の花を噛(か)むと口に広がる苦味。

 一瞬のよろこびがすぐに失せ、苦味が口中に広がっていく肉体感覚のリアリティが秀逸。)

 

・秀作への道!

名句を知ろう

「菜の花や月は東に日は西に   与謝蕪村」

 

佳作 菜の花や蕪村は何処見晴るかす   ひゆこな

秀作 菜の花に聞くや蕪村の話など   浦野紗知

 

歳時記には昔の名句が掲載されている。多くを学ぶことができる。

 

参照:https://www.nhk.or.jp/matsuyama/info/articles/310/034/60/

 

募集中は「遍路」春の季語 締め切り 3/22

次の兼題「夏の川」夏の季語 募集期間 3/234/19

 

■夏井いつきのよみ旅!in福島 フルーツ王国で俳句旅!やっつぉ福島

夏井いつき ROLAND

雪の苺 ❝季重なり❞もはなはだしい

 

果樹農家 片平聡さん 

品種「ゆうやけベリー」

甘くて柔らかいオリジナル品種 福島県外への出荷は殆どない

(10年かけて)何千という種からこの一粒を作りだす品種改良をした

「ふくしまベリーボーイズ」

新規就農者 次の世代につなげる農業をしていくのが目標

技術は後からついてくる by 片平聡さん 気持ちが大事

 

1/5 

雪うさぎ見え始めたら春近し   大槻恵美

(季語:雪うさぎと春近し 雪うさぎとは吾妻山 春の訪れを告げてくれる山)

 

2/5

のどけしや捨てた金百弐拾萬   佐藤儒艮

(のどけし:春の季語 のんびりと穏やかな春の日)

ROLAND MEMO 大学に入学するも1日で退学 まんま俺のこと

 

・俳句咲く咲く!

四分音符ってなに古希の手習い   矢内久美子

添削(四分音符♪⇨オタマジャクシ 春の季語にどうかなと)

古希の春の手習い四分音符ってなに

春風の手習い四分音符ってなに

(ピアノより俳句の方が芽があるかもしれない byいつき先生)

 

啓蟄やぷごご赤子の鼻づまり   岩本朱夏

俳句ひとくちMEMO

啓蟄:冬ごもりしていた生き物が暖かくなり地上に出てくること

(ぷごごっていうオノマトペが見事 季語との関係 つかず離れずが見事)

 

初桜笑顔でやっつおボランティア   横山光幸

添削(「やっつお(やるぞ)」ということ 一人称自分はやるぞということ

   語順が損 季語が初桜なので想像できるので笑顔はいらない)

ボランティアやっつお喜寿の初桜 

 

「予約済居心地いいいぜ」と島の恋

添削

この巣箱居心地いいぜ」と誘う

 

雪の果朝に不動の滝桜

添削

雪の朝滝桜不動なり

 

ROLAND 俳句お悩み相談室

郡山女子大学短期大学部

復興の灯火プロジェクト

311日手作りの灯ろうを駅前に展示 2020年からイベントの主催となる

 

地域全体とか東北全体で「風化させちゃいけない」と常々思い続けて

いるからこその彼女たちのマインドだなって この地域の方たちの

❝絶対にあの災害を忘れないぞ❞って姿勢が感じとられました

 

花曇対人関係築けるか

🌸ごみやしきみたいに汚い春の泥   井浦咲季

💮春の朝寒さに弱いはたちです   田村心美

🎵弟と話せていない春の暮   須藤真央

 

💮僕はマインドの問題だと思って ❝私が寒さに弱い❞んじゃなくて

❝この私を追い込む寒さが強すぎるだけ❞勝者を讃えるメンタリティー

自分を責めちゃいけないからね やさしさは徐々に開放

 

🌸すべてモノを捨ててみる

 

🎵根底に❝弟と話したくない❞と思っていたらそれが出ちゃう

❝話したい❞と思っている時点で素直に勇気を出して自分からアプローチしてみる

たぶんね 弟もうれしいと思うんだよな 言ってみる?カメラに

まずは踏み出す勇気がね

 

3/5

春めぐる還暦夫(つま)の杖となる   安齊久美子

 

(杖ってただ(ものとしての)杖というだけじゃなく2回に部屋があるんですけど

2階まで重いものを上げられなくなっちゃって そういうのを上げるように

手伝ってくれて そういうのを上げるように 自分ができなくなったことを

やって貰ったり…。夫・暢明さん

 

二人でお酒を飲んでいる時が好き

うちは子供がいないので2人でお酒を飲みながら旅をしたいなって思っています

道後温泉に行ってみたい 安齊久美子さん

 

なんでしたら移住がいい 夏井いつき先生

 

私感

安齊久美子さんは最高の奥さまでした。

人間として最高のステージに居られる方だと…。

安齊久美子さんお幸せに…。応援しているからね。

70歳を目指してがんば!

2026年3月25日水曜日

私のリカバリー 夢枕獏

春の陽やマウントとられ「そうですか」

暮の春自分の猫になりました

春の空八朔フェアで品定め

人間の幸せはベタ春の草

子が膝にすっぽり入る春日和

 

■私のリカバリー 五・七・五が支えたがん闘病 夢枕獏

 

大山総裁はこの漫画以上のキャラクターでしたよ 20028

 

「仰天・俳句噺」夢枕獏著

悪性リンパ腫(血液のがん) 五年生存率 約六割

このことを書いたり思ったりすると 

加齢臭を発している耳の後ろがひやりと寒くなる

怖いからだ 当時抱えていた連載は殆ど休載 抗がん剤治療に取り組む

闘病生活を支えたのは「俳句」でした

 

万巻(がん)の書 読み残しておれ ガンになっちゃって

点滴てんてんてん花冷えの夜

 

荻野アンナ(作家)

10年ぶりぐらいの再会 その間にお互いにがんサバイバーになっていた

 

連載14本 202012月 左右の肺の間に腫瘍が見つかった

仕事が前倒しされる年末進行で精密検査が受けられず翌年に持ち越し

20213月精密検査を受けた結果 びまん性大細胞型B細胞リンパ腫

所謂 リンパ腫でステージ3

連載14本のうち13本を休載 抗がん剤治療開始

想像を絶する副作用 全身の毛が抜け落ち 味覚がなくなり 体重は12Kg

 

ソファーに崩れ落ちた 動物のはらわたのように うずくまった

時間をやりすごすだけだ 心の地力(じりき)がやつれていく

人間というか 生命体としての根源的な 存在様式の核のような部分を

常に何ものかに 侵されているようなのである

 

30年以上健康診断を受けていた

縦隔腫大 病名が分かったのが3月末

病名が解るまでのもどかしさに関しては 仕事があったから乗り越えられた

仕事があることによって不安な時間を仕事でやりすごせた

病名が分かってからの方が楽だった 

書いているような状態ではなかったが 

全部休むと脳の筋肉が戻らないのではないかと思った

アスリートと同じ 一週間休むと三ヶ月かかる 脳の筋肉も同じではと考え

1本だけ残した 才能ある漫画家さんの仕事はそれ一本だった 自分が休むと

その人の仕事がなくなっちゃうと思い 週に一回だけは連載を続けた

 

かみさんには助けてもらった わがままを言えた 抗がん剤を点滴で入れていたが

食べ物が不味くなる 普段言えないことが言える 「味が分かんないんだよ」

横に弱音をはける人間がいたのは助かった いつもは別々のベッドで寝ているが

一回だけ添い寝をして貰った その時は助かった 

 

荻野アンナさんは病気に対して力んでいた 獏さんは自然体で

弱音を吐く時は吐く 病気との付き合い方が巧い 腕枕獏さんでしたね

 

「世界一短い定型小説」として俳句でファンタジィを書きたい

「仰天・俳句噺」夢枕獏著

 

ある俳句との出会い

「おおかみに蛍が一つ付いていた   金子兜太」

ぶったまげたね 凄い 脳を丸太で ぶん殴られたような感じ

こういう俳句なら 作ってみたいと 激しく強く その時おれは思ったのである

 

今までやってきたのは長編伝奇小説 俳句は簡単な挑戦ではなかった

 

何十年かやって身につけた技が使えない何故か 

定型だから 短いから

つまりこれはとてつもなくおもしろいものに

出会っちゃったということですね

 

闘病中に新作俳句の創作に挑む

 

咳ばかりのひと晩で窓しらしら

新緑を凝()つと見ているガンである

おいガンよ蓮華を摘みにいかないか

 

病に向き合いながら五七五で想像の世界を飛びまわることができました

 

202110月「寛解(かんかい)」医師より告げられた

ガンを告げられてから7カ月が経過していました

 

20年位前より一年に一日だけ俳句だけを作る日を設けていた

旅先でやるわけですね これが本当のヒッチハイク 荻野アンナ

 

金子兜太さんの縄文の匂いのする俳句に魅了された

伝奇小説のようなものをそのまま俳句に落とし込むような形が理想

短い小説のつもりで書いている なので季語が入らないときがある

入院中、小説は書けなかったが俳句を作る時は集中し充実していた

リハビリの一環という意味合いもあったかも

文藝の世界にまだいるという安心感を得ていた 

俳句がぎりぎり(死に際)まで行けるんじゃないかな

最後まですがることができる文藝が「俳句」

 

スケールが大きい ガンを擬人化して呼びかけている

私はそこまで大らかにはなれなかった 荻野アンナ

 

「寛解を迎えるとキラキラ世界が光りますよ」と言われたが本当だった

もう一回やれるということが嬉しかった

 

寛解からわずか二ヶ月202112月 

咳が止まらず夜眠れない 立ったり柱に倚りかかったり

どういう姿勢で寝ても息が苦しい

あまりの苦しさに病院へ行ったら

「肺に水が溜まっております。原因は心不全です」

抗がん剤の副作用から引き起こされた事でした。

予定していた社会復帰があっちの方へ遠のいてしまったのである

泣きを入れたくなってくるのである

 

「仕事を休んで間に全部治そう」

脊柱管狭窄症 鼠経ヘルニアなどの纏めて受けた

闘病は2年に及んだ

 

病気前と大きく違っているのはただひとつ

約束や仕事を先に延ばさなくなったことだ

おろかでよい ぜひばかばかしく ホットな日々を

できるだけ長く もつことができるのなら それに勝る喜びはない

 

リハビリは楽しかった リハビりは嘘をつかない 

やればやっただけ効果が出る 勉強は分かりませんが

身体に筋肉が言われている通りについてくる

手術は先に延ばすほど治りが悪くなるのは分かっている

いま手術をしたほうが残り時間をよい状態で過ごせる

ガンのお陰 毎年鮎を釣りに行きますが獲れなかった年は

以前は翌年がんばろうと思っていたが 今は翌日行っている

来年は分からないから 

 

カルペディエム:古代ローマの詩人ホラティウスに由来する言葉

「その日を摘め」「今を生きよ」という意味 萩野アンナ

 

時間に意地汚くなっている 夢枕獏

 

夢枕獏氏は来年デビューから50年 今書いている連載は終わらせたいなぁ

それが終わったら書きたいものがあるので…。それをやりたい。

 

現在縄文に凝っていて 蛙とか蛇が大事なモチーフになっています

 

蟇蛙(ひきがえる)吐き息青く匂ひけり   夢枕獏

(冬眠から覚めて這いずる出た時、冬の間溜めていた

夢を吐き出しているような感じがする 

きっと青いだろうなというイメージ)

 

こんな時間にこんな句を詠めるだなんてもう私カエル 荻野アンナ

 

ガンに罹患したことを言うと、縄文的に言うと再生復活

2026年3月24日火曜日

初耳学 西野亮廣「夢とお金の熱血授業」

生きている証拠は呼吸春の空

行動は生きたる証拠春あした

春の夕焼恋愛は勘違い

春の雲みんな誰かの所有物

春の月誰かの支配受けて生く

 

■初耳学【西野亮廣(あきひろ)先生

「大好評!夢とお金の熱血授業」給料を上げ方まで熱弁】

夢の叶え方を知るカリスマ先生

 

持論

才能不足で夢は諦めても

お金の知識不足で夢を諦めない

 

給料と頑張りは全く関係がない お金とは問題解決の量

 

西野亮廣のお金の授業

   会社員必見!給料の上げ方

   石田親子億単位のお金の悩み

   「パワハラ」との向き合い方

   ボランティアを思考

   子どもに絶対しちゃダメなお金教育

 

各世代で武器になるものが変わる

10代 友達

20代 体力 量質転化 質は量をこなさないと手に入らない

   成果物は質 成長は量

   ワークライフバランス 寝言 会社終わり勉強は自由

   量をこなさないと勝てない 夢を掴む環境に没入

   経験を積み スキルをつける 夢への近道 没入してキャリアを開いた

   25歳の時 芸人としての多忙時期 絵を描き「絵本作家」

   エンタメ事業の礎

30代 質 勝者同士で組む より勝つ 敗者同士で組む より負ける

 

今日のハイライト

木を植えるのに一番良いタイミングは20年前

次に良いタイミングは今日(30代以降の人へ贈りたい)

若い時 挑戦価値は大きい 夢への一歩 年齢は関係ない

全世代のベストタイミングは❝今❞

 

   給料の上げ方が体系化されていない

給料上げるポイント

 1自分を高く売る

 2お金とは問題を解決した量

  給料を上げる近道 社長の問題を解決 キャッシュフロー

  利益が確定しているのに倒産 黒字倒産

  経常利益を増やすこと 

  自分の価値に自信があるなら正しく評価してもらう努力する

 

   年に数回しか使われない「多目的ホール」が地方に増える根本原因

地方問題 活用されていない施設を利用

夢は地方創生 施設を利用して国際演劇祭

資金の集め方

選択肢として持つべき 事業投資型クラウドファンディング

クラウドファンディング:応援が多めのオンラインショッピング

返礼品を作ることに追われる 本業に時間を使えない

これがクラウドファンディングのNegativeな所

従来との違いは? 事業の利益を分配する

目標に全力で挑戦することのみに専念できる

地道な行動こそが夢が現実に

 

   パワハラと言われるのは指導者の影響力が落ちているのではないか?

人材育成は…人としてモテるのが重要

「何を言ったか」ではなく「誰が言ったか」

自分を疑う 部下にとって魅力的か?

 

   ボランティアを辞める2つの理由 ボランティアの最期

1飽きた時 2経済的困窮 自分の生活が困窮すると人助けはできない

ボランティアは続けることが重要

自分にメリットがないと続かない 無償の愛を届けると長続きしない

GIVE9割でいいが TAKE1割ないと事業として成り立たない

人助けは終わってしまう 慈善事業=無償 収益化すると非難を浴びる

社会貢献の仕組み 資金がないと継続不可 

慈善活動 自身もプラスになる仕組み作り

西野はミュージカルに子ども34千人を無料で招待している

子どもはいずれ大人になる 働ける年代になった時

自分の活動を応援してくれたら 回収できる 先行投資といえる招待

GIVEしているようでファンになってくれれば

最終的には自分たちにTAKEはある このTAKEを日本人は止めろという

TAKEを設計するマインドが抜け落ちている

自分の事を考えていい 自分の事を考えないと人は助けられない

強くなりきちんと経営することは重要

 

   夢のためにお金が必要 子が将来苦労しないため全親に伝えたいこと

悪者は大体金持ち 金持ち=悪者

子どもが金持ち嫌いマインドを持たせない

金持ち嫌いコミュニティーができる 金持ちは人

自分に対して石を投げる人 自分に石を投げるコミュニティー

絶対近寄らない 金持ちに唾吐くと良いことが一個もない

日本に世界中の金持ちが集まってきてくれて日本に住んでくれたら

税金めっちゃ落ちる 超金持ちが税金を払ってくれる

日本は金持ちに唾吐きまくっている 金持ちが離れていく

自分の税金が上がる 子どもたちの時代には終わらせないといけない

日本が作った悪い習慣 最終的に子どもを守れない

子どもへの教育は「金持ちを嫌っちゃダメ」

金持ち=悪いを抱かせない

お金から遠ざけると夢を遠ざける可能性が出てくる 

2026年3月23日月曜日

100分de名著 田島征三「ぼくのこえがきこえますか」

AIは記憶力のみお水取り

AIは思考力ゼロ東風(こち)吹かん

AIは多数決春の筍

AIや正義を持たぬ春の夕

陽炎や創造性なきAI

 

100de名著 絵本スペシャル③田島征三「ぼくのこえがきこえますか」

沈黙に耳を澄まして

サヘル・ローズ 伊集院光 阿部みちこ

作者は絵本作家の田島征三(1940年生まれ・86)

「日・中・韓平和絵本」シリーズとして2012年に刊行

帯 わたしたちは戦争がだいきらいです!

 

サヘルさんの養母の言葉

「イラクを憎まないで欲しい 戦争は勝ち負けではない」

親を殺された憎しみを種に少女兵として戦場に出ていたかもしれない

どう言った言葉を受けるかによって人間は変わっていく

 

「くにのために たたかえ」と

みんなに はげまされて、ぼくは せんそうにいった。

かあさんだけが ないていた。「さようなら。かあさん」

 

めいれいだから、てっぽうを うった。

ぼくと おなじ にんげんに むかって。

 

てきのほうだんが ぼくに むかって とんできた。

ぼくは にげることも よけることも できなかった。

 

恐怖心がこの砲弾の大きさ

戦争を始めた人間はここには立たないという無責任さ サヘル

 

為す術のなさ 伊集院

 

かみのけと めが もえた。

あしも おなかも かおも なくなった。

ぼくの からだは とびちった。

 

言葉の残酷さのギャップが突き刺さる怖さ

日常にあふれている美しいものが戦争が始まった瞬間恐怖に変わる

今も花火にトラウマを感じる サヘル

 

命の根っこに見えた サヘル

怒りをそのままにしてしまうと 憎しみの連鎖だけれども

怒りという感情を癒すことで そこから根っこが生えて新しい何かが宿る

イランは長年シリアのアサド政権に軍事支援をしてきた

憎しみの種が戦争で生き延びた人たちに残されてしまう

残された人たちをどうやって癒せるのだろう サヘル

 

怒りが殺意になる前の段階 伊集院

 

魂となってお母さんの元へ

 

かあさんが ないている。

もう ぼくが せんししたことを しったのだろうか。

「にいさんの かたきを うってやる!」

おとうとが いかっている。

 

おとうとの いかりが みえる

ゆきばもなく とろとろと うずまく いかり。

 

あっ おとうとが せんそうに ゆく。

やめろ。もし きみが しんだら 

かあさんは ひとりぼっちに なるんだよ。

 

怒りで出来上がっている弟 同じ赤色 

 

敵を討ったからといって 亡くなった魂は戻ってくるわけではない サヘル

 

てきも いかっている。にくしみが もえあがっている。

だれのために たたかうのか。

だれのために ころし だれのために ころされるの

なんのために しぬの ひどい しにかたをした ものたちが

てきも みかた もなく たましいになって のぼってくる

 

おとうとが しんだ かあさんの かなしみが みえる

どんな いかりよりも つよく ふかく はげしい かなしみ

 

最語の言葉

ぼくたちの すがたは だれにも みえないけれど あなたに つたえたい。

ひとが ひとを ころす せんそうの こと。

あなたと おなじように いきていた ぼくたちのこと。

ぼくの こえが きこえ ますか

 

「俺は誰のために殺してきたんだろう」伊集院

仰向けに寝て空を見た時

 

戦争の無意味さ・重さを突きつけられる 

お互いに銃を向けている誰かも分からない 

でもそこで引き金を引いて人を殺してしまう 報われない サヘル

 

私たちが日常を当たり前のように過ごさない サヘル

 

絵本作家 田島征三(86)の言葉

どこの国の人にも どの時代の人にも 

説得力のある絵本にしなくてはいけない

ひとつのスローガンとして強烈に訴えれば

届きやすいようにみえる

けれどひいてしまう人々は 直接的であればあるほどひいてしまう

人の心に沁み込むような 表現の仕方を僕はやりたかった

主人公に託した思い

憎しみというものは なにも生み出さない

主人公の「ぼく」は 必死になってその声を届けようとする

今生きている若い人たちに なんとか 分かってほしい

それは決して諦めていない「お願い 聞いてくれ」

この本を読んだ人たちに届けよう気持ち努力は

最後の最後まで表現しようとしている

 

戦争を憎んで人を憎まない それはできるのかなあ 伊集院

 

どの国の戦争に置き換えても読める 

ここに描かれている血の色だって同じ色

人が人なんだよ サヘル

 

みんな勘違いして読んでほしい ウクライナの人が書いたと思って…。

ロシアの人が書いた本です。と思って読んで欲しい。伊集院
みんな同じ感情で動くのにどうして我々は戦争をしてしまうのだろう 伊集院

 

「聞こうとしてますか」という問いに見えるタイトル 阿部

 

しっかり想像力を働かせないと聞けない言葉がいっぱいある 伊集院

 

NHKさまの秘めた思いしっかり受け止めました。

今こそ立ち上がらないと…。

二度と戦争を始めてはなりません…。