夏の道視線を落とし急ぎ足
子と駆ける時計見ながら夏の朝
総力祭旗なびかせる夏の風
夏を食む赤き大根ふわっふわ
短夜や飲んでも効かぬ痛み止め
■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク「潮干潟」
春の行事として潮干狩りを連想した人もいらっしゃるでしょうね
「塩干潟」というのは春の地理の季語になってきます
陰暦3月3日頃に最も潮の干満の差が
激しくなる時期だと言われています
潮がずっと遠くまで引いていって地面が露わになった
この状態のことを「塩干潟」というわけです
季語の傍題としては「干潟」「大干潟」あるいは「忘れ潮」
何ていう言い方があるようです
「忘れ潮」というのは潮が引いていった後
そこにまだ忘れられたように残っている海水のことを
「忘れ潮」と言います
注意したいのは「塩干潟」の「汐干」だけを言った場合には「汐干狩」
こちらは春の人事の季語です を扱うことになると
「塩干潟」という地形 地理のことを言いたいのか
そこで「汐干狩」をする人の動き 生活人事の季語として
表現したいのか 自分の表現したい内容に合わせて地理は人事か
どちらか気をつけて使ったいきたい季語です
■夏井いつき俳句チャンネル
一分季語ウンチク「海松(みる)」
読めない季語シリーズ
春の季語になりまして これは海藻の一種になります
潮がずーっと引いていったその干潮線の底より少し下
潮が引いていくギリギリ下の辺りに生息する
そういう海藻になっております
この「海松(みる)」というのは 綺麗な深い緑色をしておりまして
そのことから「海松色」という日本の和名
そんな色の名前にもなっています
美しい黒髪のことをたとえて海松色と言ったりもします
この「海松」を採ってきたり海松模様などといって
図柄に描いたりなど日本人の生活に深く根ざしてきた
そんな海藻の一種です
■夏井いつきのよみ旅!in熊本 熊本地震10年 心ひとつに
こいのぼり心ひとつにエイエイモーン クマモン
2016年熊本地震
熊本城総合事務所 渡辺広樹
着実に2052年の復旧完了に向けて進めている
熊本出身 左官職人 笹淵美里
笹淵さんMEMO:熊本城に携わって6年 これまでに天守閣なども修復
土匂ふ崩れし壁へ塗り重ね 笹淵美里
土壁を作る工程で藁を入れるので発行した独特の香りがするんですけれど
発行すればするほど土壁の強度が増していくので匂いを確かめながら
良い土ができたなと思いながら仲間たちと共に壁を蘇らせていけたらいいな
復旧して蘇らせることでみんなに喜んでもらえて見てもらえることで
私もうれしいしみんなも幸せになってくれたらいいなと
思いながら携わっています
1/3
震災の子の推す春の句会かな 北岡和江
2/3
給水車瑠璃唐草のひっついて 遠山智美
・俳句咲く咲く!
馬で追う寸時の焼野明日を向く 田崎梨紗子
焼野(春の季語):阿蘇の春の風物詩 野焼きの後一面が真っ黒になる景色
添削
あたらしき焼野を馬で追う明日へ
俳句上達ポイント 「明日を向く」⇨「明日へ」短く気持ちを表現
木枯らしや胸に灯りしその言葉 山内瑤子
ROLANDの言葉 忘れようとしていないから忘れてる
胸に灯りしその言葉というそのときの自分の心理とかを
表現できる季語を探してきた
震災の新採灯す十春夜 西村駿人
添削
新採の心を灯し春十度(とたび)
俳句上達ポイント「震災」「新採」情報が多い1つの俳句にネタは1つに絞る!
三人のウクレレくらぶ春うらら つーじい
添削
三人のウクレレくらぶ麗らけし
3人のウクレレくらぶというフレーズがとっても明るいし楽しいし
響きもいいでしょ
俳句上達ポイント
「春うらら」季重なり 「うらら」春の季語
あるだけの春を切込みカレー煮る 唐草サ行
いちばん上手なのは「を切込み」という表現 いろんな野菜を
切り込んだなっていうのが伝わってくると分かりやすい言葉だけで
光景を切り取るというのがいちばん基本
・ROLAND 俳句お悩み相談室
サッカーへの未練たらたら春の夜 水村佳樹
人生の選択肢とか決めなきゃいけない時って自分で選択するべき
なぜなら 人が決めたことにまで
全力で何かできるほどお人よ好しではない
正直未練があるんだったらやったほうがいい
未来の日本代表を育てて欲しい
春暑しモチベーションの維持の仕方 前川春彦
人間の原点は動いて飯食って休むだと思っていて
悩んだときはとにかく走って飯食って寝るんですよ
毎日健康でいられると仕事のモチベーションも上がるし
頑張ろうという気持ちになる スマホいじっている暇があったら
さっさとベッドに行って朝起きて走っていっぱい飯食ってください
人前で話すのが苦手朧月 吉原聖一
ネガティブな事の中にポジティブな要素を探す
緊張してしまうからこそ伝わる誠意が僕はあると思う
長所と思えばすごくいい長所を持っている
3/3
卒業生を送る姿に花が舞う 江藤栄子