しまふくろう見合いに挑むハルとミドリ
しまふくろう夫婦のあかし鳴き交わし
(長元坊)冬木立雄がしきりとお辞儀せり
冬空を威厳を持ちて長元坊
■羽鳥慎一モーニングショー@morningshow_tv より
「フレイル予防だけじゃない!社交ダンスで認知症リスク減」
社交ダンスは、フレイル予防だけではありません。
アメリカのアルバート・アインシュタイン医科大学の研究です。
75歳以上の469人を対象に、高齢者の余暇活動と
認知症リスクの関係を21年間調査しました。
結果は、何もしていない人に比べて、家事をしていれば、
認知症リスクは12%減少、水泳なら29%減少、読書なら35%減少でした。
そしてダンスは、76%認知症リスクが減少するという結果になりました。
こんな研究もあります。
認知症リスクのある高齢者16人を『社交ダンス群』と
『ウォーキングマシン群』に分け、6カ月間、週2回・各90分のプログラムを実施。
認知症に大きく関係する『海馬』の体積の変化を調査しました。
記憶を司る海馬は、萎縮すると認知症が進んでいきます。
結果は、ウォーキングマシン群は『海馬』の体積が9. 51%の減少だったのに対し、
社交ダンス群は『海馬』の体積が0. 07%の減少でした。
社交ダンス群は、ウォーキングマシン群の135分の1の萎縮率にとどまりました。
なぜ『社交ダンス』が認知症のリスクを減らすのでしょうか。
筑波大学・体育系の辻助教によると、
「ダンスは、『記憶』『身体感覚』『音楽』『感情』など、
複数の脳機能を同時に使用。
脳の神経回路のつながりが良くなり、記憶力・学習能力の向上、
脳機能全体の活性化、認知機能低下の予防につながる」
「特に、社交ダンスは、パートナーの動きに常に反応し
動きを組み立てていく作業が、脳にとって最高のトレーニングになり、
認知症予防効果が大きくなる」ということです。
自宅でできるフレイル予防に効果がある社交ダンスの要素を、
元統一全日本ラテンアメリカンチャンピオンで、
社交ダンスの普及に力を注ぐ、金光さんに教えてもらいます。
まずは、基本中の基本。
正しい姿勢を意識すること。
骨盤の上に体の軸が乗るようにしましょう。
肩回りの筋力・柔軟性アップに効果がある『アーム』です。
①お腹の前に手を置くのが基本の位置です。
②肩を広げます。
③肘を広げます。
④手首まで上げます。
⑤指先を真っすぐに、
⑥手首の甲を前に向けるように手首を返して、腕を前に返します。
⑦手首を回して、腕を基本の位置に戻します。
ポイントは、体の中心から末端にかけて動かすことです。
次は、足腰の筋力・柔軟性アップに効果がある『ステップ』です。
①まずはその場で交互にステップ。
②左、右と順にステップ。
③最後に前後にステップ。
ポイントは、リズムに乗って踊ることです。
「社交ダンスを始める高齢者 きっかけは ”健康”」
社交ダンスの日本での流行についてです。
1940年代後半から1950年代に、若者を中心に娯楽、
出会いの場として流行しました。
また、1990年代にも、映画『Shall we ダンス?』が、
1996年度の映画賞を総なめした影響で流行しました。
現在の洋舞(バレエ・モダンダンスなど)と
社交ダンスの人口は、約129万人です。
年齢別では、10代、20代が多いですが、70代以上の高齢者も約26%います。
社交ダンスを始める傾向について、プロ社交ダンサーの金光さんによると、
「最近は健康目的で、社交ダンスを始める高齢者も多い」ということです。
60歳を過ぎてから社交ダンスを始めたという69歳男性は、
「定年後に足腰が弱くなり、つまずくことがあったので、
体作りのために始めた」ということです。
73歳男性は、社交ダンスの健康面での影響について、
「猫背だったのが、社交ダンスを始めて1年半で
シャキッと胸を張る立ち姿になった」といいます。
76歳女性は、
「体全体を使って音楽に合わせて踊るのは、
老化防止になっていると思う」と話しています。
結果です。
男性1位はダンス(社交ダンス)、
女性1位は登山・ハイキングという結果となりました。
この研究を発表した、筑波大学・体育系の辻助教によると、
「今回ランク外となったが、女性にも
ダンス(社交ダンス)は効果的であった」ということです。
なぜ、ダンスがフレイル予防に効果があるのでしょうか?
辻助教です。
「ダンスは多様な動作を含むため、
下肢筋力・バランス・柔軟性を同時に鍛えることができる。
高齢者も、社交ダンスであれば、ゆったりとした曲調で無理なく
パートナーと交流でき、心理・社会面にも良い影響を与え、
より高いフレイル予防効果が期待できる」といいます。
この『フレイル』対策について、最新の研究です。
筑波大学の研究です。
65歳以上の男女7万人以上を対象に、20種目のスポーツ活動が、
フレイルの進行をどの程度防ぐかを比較しました。
『老化』について、街の人に話を聞きました。
77歳の女性
「年々ひざが悪くなっている感じがする。歩くのがつらい」
78歳の男性
「物忘れが多くなった。カレンダーに印をつけていても、
曜日を間違えることがある」
加齢とともに注意が必要なのが、『フレイル』です。
『フレイル』は、要介護状態となる前の段階です。
加齢とともに筋肉量や心肺の機能が低下し、
何もしないと『フレイル』のリスクが高くなります。
加齢によって体や心の働きが弱くなった状態『フレイル』に
関する最新の研究で、社交ダンスに高い予防効果があることがわかりました。
なぜ、フレイル予防に社交ダンスが効果があるのか、
今回の調査結果を発表した研究者にお話を伺います。
私感
素晴らしい番組をお届けくださり感謝申し上げます。
私のFacebook、グーグルブログにも納めさせてもらいました。
ありがとうございました。

