2026年4月10日金曜日

旅館のご馳走で一句

春の霜八雲の後を漱石が

悲しむな吾は喜ばぬ返り花

跳べ歌え吾が死のうとも春の雲(926)

あっけなく逝ってしまった花の冷え

春暁よ西田(千太郎)を偲ぶ命日よ(315)

 

■プレバト纏め 202649

旅館のご馳走で一句

 

俳句史に残る句集作り 永世名人2人の査定!

千原ジュニア

宿飯の踊る鮑がキュウと鳴く

添削(やや安易 「鮑の踊り焼き」呼び名がある 鮑でhないものを踊らせる)

踊る火に膳の鮑がキュウと鳴く

 

横尾渉

残雪の宿よ黄金のほうとうよ

(残雪とほうとうが季重なり 黄金が好きですねといつき先生

 「黄金」と「ほうとう」が近い 

「残雪」の冷たさと「ほうとう」の熱さを対比させた方が活きる)

残雪の宿ほうとうの椀熱し

 

1位 筒井真理子(知性を感じる)

可借夜の菜の花椀の湯気やわらか

(季語:菜の花 可惜夜(あたらよ):開けてしまうのが惜しい夜のこと

 「の」でずっとつないできて最後余白を残している「やわらか」が続いていく)

 もう一つの選択肢⇩ 

可惜夜湯気やわらかき花菜椀

 

2位 的場浩司(説明によって降格!)

うりずんや黄肌一本抱き戻る

添削(季語:うりずん 沖縄の春から初夏にかけての季節

   黄肌:冬の季語 主役の季語と脇役の季語を考えてやっているか否か

   季語を詠嘆して強める「鮪」じゃなく「黄肌」と書いて鮪感を薄めた

  「 抱き戻る」魚の大きさが分かる)

 

3位 ふくらP(梅沢さんの残念な句みたい)

春の宿小鉢八つの朝餉()かな

添削(旅館、旅、宿をどう表現するか 小鉢の数で表現したのはよい

   助詞「かな」の使い方が残念)

小鉢八()つ春の朝餉の迷い箸

 

4位 蓮見翔(ザ・中途半端)

朝食はバイキング庭の初桜

添削(季語を活かす技術的な工夫 季語を活かすには季語を先に持ってくる)

初桜の席よ朝食はバイキング

 

5位 Aマッソ・加納(単語一つの選択ミス!)

若女将の言われるままに春を食む

添削(たった一語「言われる」は無理強いされているよう)

若女将の勧むるままに春を食む

若女将の勧むる順に春を食む

 

・清水チャレンジ

宿鍋の青き火見つむ卒業期

2026年4月9日木曜日

畠山重篤&ギュッと!四国&宇田喜代子&俵万智

岡本太郎氏を詠む

風光る時代を超えんピカソをも

春の昼すでにピカソを超えている

春更()くや拒否反応が芸術だ

水温む生の心で見てごらん

暮の春我を否定し乗り越えた

 

■あの人に会いたい 畠山重篤(カキ養殖家) 19432025

単に山に木を植えるっていうだけじゃなくて

川の流域に住んでいる人が そういう気持ちにならなきゃいけない

森と川と海はつながっているっていうことで

みんなで自然を大事にしようっていう いわば 人の心に木を植える

文字どおりそういうこと

 

■ギュッと!四国 俳句授業にAIを活用

2回 全国教室俳句コンテスト 2月愛媛大学で開催

 

徳島 松茂町立松茂中学校 城所克弥教諭

 

愛媛 済美平成中等教育学校 堀雄貴教諭

AIで俳句を作るのではなく AIと俳句を作る❞というところに注意

 

❝自分の心が動いた写真❞を題材にする

秋の空路面電車の音が響く   中学3年 山本俊太郎

南風山奥にある中尊寺   中学3年 堀江柊吾

 

(AI)あくまでも質問をする生徒に対して 

どういう所に感動したのか どういう思いだったのか 

そういう言葉を引き出す所に徹して貰っています

 

城所

都倉アナウンサーがAI俳句造りに挑戦

 

他者とのコミュニケーションを取るときにも

非常に大事な要素なのかなと 俳句を作ることを通して

ことば選びやどういうふうにしたら 伝わるかなっていう所を

考えるきっかけにしてくれたらいいなと 考えています。

 

都倉アナウンサー

頭の中の新たなエリアが開拓されていっている気分

 

春の波笑顔で餌木(えぎ)を取る師匠   都倉悠太

 

家藤正人による判定は佳作 

城所先生の先生としての能力・人柄がAIの設計に載っている 

それが素晴らしい所だと思いました

如何に会話を楽しんで 生徒の良い所を引き出してあげるのは

これはあらゆる所で使える技術ではないかと思いました

 

■宇田喜代子先生の記事

テレビにもまた出て欲しいなぁ~。



 












■俵万智女史の短歌

散るという飛翔のかたち花びらはふと微笑んで枝を離れる

 

さくらさくらさくら咲き初め咲き終りなにもなかったような公園

 

2026年4月8日水曜日

貞観政要&エコーあなたに贈る短歌

岡本太郎氏を詠む

呻く声牛はファシズム春の月

コンポジションと言われても花の蕊

春怒涛今取り上げるゲルニカよ

風光る天才嫌うアビニヨン

春の月正反対の綺麗と美

 

■太宗の言行録「貞観政要」は「政をなすの要は人を得るにあり」

「自らの過ちを知ろうとすれば、

必ず忠臣の諫(かん)言によらなければならぬ」

「名君は広く臣下の進言に耳を傾け、

暗君はお気に入りの臣下の言葉だけしか信じない」

「忠臣が口を閉ざし、へつらい者が幅をきかせ、

君主は自らの過ちに気づかない。これが国を滅ぼす原因だ」

 

徳島市が長年続けてきた生活保護費の国庫負担金の過大請求について

市長に直言した課長と、是正に動こうとした部下たちが生活保護とは

無縁の部署へ移動になった。

これは虐めた人間が守られ、

虐められた人間がのさばる構造を作ったのでは?

市議会の百条委員会の調査報告書に応えていないのでは?

 

■エコー あなたに贈る短歌

青松輝 吉澤嘉代子 伊藤紺

お題「ふたり」

 

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ

俵万智「サラダ記念日」より

 

人生が映画であると仮定して一番でっかい字できみに名を

単純接触効果

母親はなんでもない事で謝るけれどなんでもない事でありがとうも言う

不見点なのは

なくなった終電たちをアパートで匿ってるから今日見にこない?

亜麻布みゆ

👑ひとつずつ翼は持った?じゃあペアを組めた人から飛んでください

藤井霧江

きんかんジャム あいつは勝手に幸せになるさ人中が湯気で湿った

carabiner

👑スクランブルエッグのための卵2つより良い回答のために

瀬戸

僕がふたりいたなら君は片方と冬の花火を見に行くだろう

西澤志幌

 

溺死以外にきみが水路で果たしうるもっともロマンティックな行為

青松輝

 

慈しむみたいに撫ぜる手のひらを蝋(ろう)にするから私を燃やせ

吉澤嘉代子

 

からからに乾いた枝は明るくてこんなふうに求めずにいて

伊東紺

 

https://www.youtube.com/watch?v=HCaSXjM3My0

  

2026年4月7日火曜日

日曜美術館 50年

儚くも妖精みたく端黄蝶(つまきちょう)

馬酔木(あせび)活く春が来ました武相荘

賑わいや蜂須賀桜と満月と

春光や転ぶ力を利用せり

余寒せり転がる前の綱渡り

 

■日曜美術館

臼井吉見 私と碌山・荻原守衛

ひとつの出会いがつぎの出会いを呼び起こす

重なってくる出会いを生き抜いていった

 

岡本太郎 私とピカソ

本当に感動したものにこそ それを乗り越えなきゃいけない

ピカソを神棚からおろせ 

 

北野武 ピカソと北野武

怒っているのと泣いているのと相乗効果で

ふたつの感情が同時に爆発している

 

武満徹 私とルドン

見えてないものを見たいし 聞こえてない音を 聞き出したい

 

水木しげる 夢のルドン 魂への祈り

目玉的なものっていうのを ベビーのころから好んでた

たまたまルドンが現れたんで はっと思って 

背後霊みたいな気持ちで ルドンを愛しとったわけですね

 

岸惠子 サルバドール・ダリ 愛妻との半世紀

捕まえられないんだったら 絵の中に

神聖化して描いていかなければならないという執念

 

司馬遼太郎 八木一夫「サムザ氏の散歩」

ここで一晩やってもいいですよ 八木一夫とその造形について

おそらく分からないでしょうね

 

芹沢銈(けい)介 私と芹澤銈介

私が苦手なのは哲学者みたいひと 好きなのはそりゃあ職人さん

 

高階秀爾 美を見つめ、美を届ける 名画を見る眼 高階秀爾

美術史家の役割は 語らない証人 生き証人に語らせること

絵っていうのは描かれた時代の証人 

 

岡本太郎 

ぶつかり合うことが調和 正反対のものがバンバーンと

ぶつかりあうことによって両方がひらく

 

千住博 福田平八郎 漣

芸術作品は見る人の記憶に触れるかどうか 「私の代わりに描いてくれた」と

多くの人が感じる それが普遍性の正体

 

室瀬和美 物に学ぶ漆芸会の巨匠 松田権六

傳移模写(でんいもしゃ)(物に学ぶ)を大事になさる先生でした

 

宮尾登美子 第36回日本伝統工芸展

俵万智 鴨居玲「1982年私」

真野響子 アンリ・ルソー~楽園への憧れ~「眠れるジプシー女」

 別役実の言葉「しっぽがのびやかに 力強くのびている

 これを描いた時のルソーの精神はバランスの取れたいい精神だった

西村由紀江 ヒエロニムス・ボス「快楽の園」

 絵が画れている楽譜を演奏

森口瑤子 フランシスコ・デ・ゴヤ「我が子を食らうサトゥルヌス」

織作峰子 「リネン」クリスチャン・ボルタンスキー

中村幸代「パウル・グレー 色彩と線の旅人」

 「あお」詩:谷川俊太郎 曲:中村幸代

緒川たまき 「岡本太郎 伝統をつかみとれ!」

 岡本敏子女史のインタビュー

石澤典夫「美と風土 黒潮の画譜~異端の画家・田中一村~」

 田中一村「アダンの海辺」

浜美枝 国井雅比古も…。

山根基世 はな 髙橋由一「鮭」

 山根基世

 「語りかけるまなざし~彫刻家・舟越桂の世界~」

 「水に映る月蝕」2005

 芸術っていうのは ただ形ができればいいんじゃない

 そこから何かがわからないものが立ち上がって

 自分がこれで完成と思えるところまで作り込まなきゃいけない

 お父様(舟越保武)から学ばれたのかな

 はな

 「双龍、天翔る~日本画家・小泉淳作の挑戦~」           2240

小野正嗣 「野見山暁治の宇宙」

 (アトリエを訪問すると)立体的にどういうところから作品が

 作りだされるのか理解が深まる

檀ふみ 「日々、いのち新たに~日本画家・堀文子89歳の鮮烈~」

 「群れない 慣れない 頼らない」というモットー

井浦新 「巡る、触れる、感じる 井浦新にっぽん美の旅」

 大竹伸朗 作っている大竹さんの姿が一番美しかった

坂本美雨 作家の生き様と美「工芸王国・石川に生きる」

 川北良造 自分の手でコントロールできないものに

 深い敬意を示しながら使っていらっしゃる

 小野正嗣 時間にゆだねて見てみよう

 さまざまなものが偶然の作用で重なって 

奇跡のような美しいものが生れることがある

 

「私とジャコメッティ」哲学者 矢内原伊作(モデルとなった)

座ってる方も背中は痛いし大変ですけどね ジャコメッティ自身も

あんまり一生懸命やるから 目は血走って来るし 手は動かないし

非常に疲労困憊するわけだ 

 

福島慶子(随筆家) 「私とルオー」

(ルオーが)「おしぼり」だけは日本語 覚えましてね

「おしぼりシルブプレ」って…。()

 

安達さん「私と棟方志功」

 

坂東玉三郎 「雨の夏草 風の秋草 坂東玉三郎 酒井抱一をよむ」

 

辻惟雄 「日本の西洋美術 中でも印象派一辺倒の風潮が寂しい」

細かい所に驚くべき世界がある 絵の中を探検する喜びがある

曽我蕭白(しょうはく) 伊東若冲 酒井抱一

 

大野一雄 「奇想の魂~大野一雄 蕭白を舞う~」

 

井浦新「紀州へ 長澤芦雪×井浦新」「虎図」

作品から人を感じたい 「好き」を諦めない

美術は体育会系だ

 

檀ふみ

その作品を一番好きな方にゲストに来ていただきたい

私もその目でちょっと見ることができる

ちょっと気になった絵があったら 複製でもいいから いつも置いておく

派生する何かも見たくなる 知りたくなる 愛が深まるが美への第一歩

 

小野正嗣 人間はそれでもなお 作り続ける 

それでもなお という所を強く感じた

 

香月泰男「私と香月泰男」捕虜の時に肌で経験した

風とかそういうものを感じることはある

今の光はシベリアのあの時と同じだったとか

とんでもないものを背負わされたと思う

 

平山郁夫「情熱と美のシルクロード日本画家平山郁夫」

生きていることのうしろめたさ みんなに申し訳ないと言うのと

何ともできなかったという 美術は美しいものでなきゃいけない

ちりあくたの泥沼から 清浄無垢の花が咲く 大変な経験を抜けて

いかしていくというのが 美術じゃないかという気持ちでいた

 

野見山暁治「行き暮れてひとり~画家・野見山暁治のアトリエ日記~」

人間に限らず生物というものは はかないものだなと 

かたちにならないものをもってくる いい絵っていうのは こわさを

そのまま出してくる 僕が描くものはそういうお化け出ないと

 

山岸一男 

能登の人間は寡黙で働いてきた人たちですから 必ず必ず立ち直る

 

井浦新

美の文化人類学番組

 

坂本美雨

人間は生きるために絶対に美が必要 証明していく番組

2026年4月6日月曜日

兼題「鳥の巣」&テーマ「旅」

リハビリの努力の効果春の色

心にはカルペディエムを春の朝(その日を摘め!今を生きよ!)

春うらら意地汚く過ごす時間

星朧縄文を詠む夢枕

再生と復活願う春の月

 

NHK俳句 兼題「鳥の巣」

選者:堀田季何 レギュラー:庄司浩平 司会:柴田英嗣

年間テーマ「もっと俳句のコリをほぐします」

 

コリのお悩み 季語をうまくいかせない

花見:春の季語 イメージ喚起力をもった言葉

食事や酒を楽しむ 人が集まる 春の暖かい気候 桜を見る 外の解放感

 

   町中が弁当楽しみ花見かな 

(これこそ季語の説明になっている)

   世の中は地獄の上の花見かな   一茶

「花見」という季語のイメージ喚起力をいかしている所がポイント

 

ツボポイント 季語を説明しない

 

小鳥:秋の季語 殆どが渡り鳥 逞しい

   手にのせてはかなき青の小鳥かな

(はかなくない)

   野に眠る小鳥の声を臍(へそ)に溜め   高野ムツオ

 

コスモス:秋の季語 外来植物 繁殖力旺盛

   コスモスのやうなる恋や淡く消え

   望郷や土塀コスモス咲き乱れ   星野立子

  コスモスの本来のイメージに硬さや逞しさがマッチする

 

これらを学ぶためには「歳時記

ツボポイント 季語をよく知る

 

・実践 春の季語 朝寝 春眠

春眠やペチペチ叩く父の頬   柴田

添削 ペチペチと嬰(やや)にしばかれ朝寝かな

 

春眠の窓に聞こえるすずめの子   庄司

添削 雀の子:春の季語 

春眠の窓に賑やかすずめの子

 

纏め

   季語の説明をしない ②季語をよく知る

 

・今週の兼題「鳥の巣」(春の季語)

特選六句の発表

 

鳥の巣に背伸びしてみる逢魔時(おうまがどき)   瑠璃

(逢魔時:黄昏時)

方程式鳥の巣材に差し上げる   シュリ

鳥の巣のここが玄関ここが窓   坪田恭壱

👑 鳥の巣やゴドーがやってくる余感   石川夏山(かざん)

(ゴドーは本歌取り 戯曲「ゴドーを待ちながら」サミュエル・ベケット作)

👑 ある鳥の巣のある鳥の死に人の黙(もだ)   あなぐまはる

(どうしようもない二面性の無常感と無力感 冷たく見ている視線との共存)

考えてゐる鳥の巣のはづし方   宇田川たけと

 

・柴田・庄司の歩み

小鳥は強い 柴田

歳時記をもっと開こう! 庄司

 

NHK短歌 テーマ「旅を詠んでみよう」

選者:横山未来子 レギュラー:菊池銀河&横田真子 司会 ヒコロヒー

年間テーマ 入門コース「三十一音 次の扉へ」

 

鴨川の堰落つるみづひびきをり橋わたりゐるわれの耳まで

横山未来子「短歌研究」

誰もが知っている風景を詠むのではなく

自分なりの発見を歌にすることが大事

 

海超ゆる冬の嵐はびしびしとわが歯に当たる息吸いしとき

吉川宏志「鳥の見しもの」

海超ゆる冬の嵐はびしびしと一人受け立つパンイチの我

ヒコロヒー

五巻をいかして詠むことで歯にしみるような寒さが伝わってくる

 

飛行機の揺れつつ揺れのなかに食ふ切り身の魚の尻尾のあたり

永田和宏「わすれ貝」

ささやかなところに旅の醍醐味を描いているところが短歌

 

・入選六首 テーマ「旅」

連れてきたぬいと一緒に真っ暗な窓を見つめる地下鉄の吾子

雪風みなと

沖縄の訛り柔らか居酒屋の芭蕉夜目にも青く輝く

後楡(あとにれ)冬至

特選 私 猫が来て泊りの旅をしなくなり猫と見ている沖縄紀行

川村聡子(ふさこ)

旅先のエレベーターの張り紙に「ノー・ドリアン」と「ノー・スモーキング」

武田ふみ花

親指の腹で切符の角触る 旅に出ているまた夢の中だ

出井(でい)美恵子

液体を小さいボトルに詰め替えて明日飛ぶわたしを軽くしてゆく

工藤さえ

 

・菊池銀河&横田真子の歌人への道

「浅草」をテーマに歌を詠む!

 

我こそに福よ来れと笑い撒く鬼もはにかむ寄席の節分

菊池銀河 添削

人々に福よ来れと笑い撒く寄席の節分鬼もはにかむ

横山未来子

 

乙女たち拳に秘めた100円を木箱に放ち赤くほころぶ

横田真子 添削

乙女たち拳に秘めた円を木箱に放ちくほころぶ

横山未来子

 

名歌鑑賞

浅草のきさらぎ寒きゆふまぐれ石灯籠(いしどうろう)にねむる雞(とり)

斎藤茂吉「ともしび」

 

・いちご摘み

君がため

春の野に出でて若菜つむ

我が衣手に雪は降りつつ

⇩ 

田中翠香(すいか)(好きな歌人 北原白秋)

第一歌集 パーフェクトワールド 角川書店

 

頑丈で扱いやすく替えがきく少年兵とカラシニコフは

 

初めて総合誌の賞に応募した作品も舞台がイラクだったり

同じ時代を生きている人たちの姿に ずっと昔から興味があったんですね

常に自分の中で問題意識を持ちながら作っていきたい

季節にあった春の歌から 始めて行ければなと思っています。

 

青空の動脈として伸びていく梅の枝から私への春

田中翆香

2026年4月5日日曜日

楽しい日本語&「涅槃西風」&アラン・チューニング&桜井和寿

春の日やブレーキのない林()

陽春やアクセルのみの林()

静けさの象徴あらん苔の花

大瑠璃が法然院の軒先で

大瑠璃の子育て忙し法然院

 

■夏井いつき俳句チャンネル

【第8回】楽しい日本語【めんめんの楊貴妃・後編】

 

「めんめんの楊貴妃」とは…。

各人がそれぞれ自分の妻や愛人を、

中国の楊貴妃のような美人だと思い込むこと。

人にはそれぞれ好みがあり、

好きになると欠点も目につかず、美しく見えるということ。

 

面々の楊貴妃闇鍋の和牛   ローゼン千津

面々の楊貴妃狸汁熱し   夏井いつき

面々の楊貴妃猿山にバナナ   家藤正人

 

■夏井いつきのおウチde俳句

一分季語ウンチク「涅槃西風(ねはんにし)

 

涅槃はあの釈迦入滅の涅槃です 

西風と書いてこの2文字で「にし」と読みます

こういう風の名前に対して西風とか南風と書いて「はえ」とか

そんな独特な読み方のやり方になるわけです

この「涅槃西風」とは涅槃会の頃 陰暦の215日頃に吹く

西風のことを言います 西方浄土からの風とも言われ

まだちょっと寒さが残っている風であると

しかも涅槃という釈迦入滅のというニュアンスから

誰か親しい人が亡くなるご親族が亡くなる

そういった情景に対して「涅槃西風」という季語を取り合わせると

という句にも多数お目にかかる そんな季語になっております

同時に涅槃と誰かとの死別というものが 類想になりうる

近いものであるという事も意識した上で

自分の作句に役立てていきたいですね

 

■偉人の年収 How much? 数学者 アラン・チューリング

チューリングテスト発表から2年後悲劇が降りかかります

同性愛の疑いで逮捕される 男性とわいせつな行為を犯した

有罪 精神科での治療と生殖機能を失わせる女性ホルモンの投与

 

友人に宛てた手紙

私は間違いなく まるで違う人間になるだろう

自分でも知らない誰かに

 

これまでのような研究はできなくなった

自宅のベッドで亡くなっているのを発見される

側には毒の付いた齧りかけの林檎 死因は自殺とされた

アラン・チューリング 1954年没41

 

40年後 アランの夢見ていた世界が現実に

1997年 人工知能VS人間チェス対決に勝利

アランが思い描いた思考する機械が現実となり世界に衝撃が走った

研究はさらに進み 人間と同じように知識を持ち 柔軟な判断

想像的な活動する未来が予想されている

 

アランは亡くなる3年前語っています

機械が思考する方法をひとたび確立したならば 

我々のごとき ひ弱な力は すぐに追い抜かれるだろう

 

アランの言葉が現実になる日は遠くないかもしれない

 

■初耳学 より

桜井和寿氏の言葉

「星座は本当に形があるわけではない 星の配置 星座の名前

形が見える 歌詞は星みたいに配置だけ 形は聞いている人が自由に作る」

歌詞は星みたいに配置するだけ

 

1992年「星になれたら」

さようなら 会えなくなるけど さみしくなんかないよ

そのうちきっと 大きな声で 笑える日が来るから

 

桜井和寿が大切にする考え方

誠実である事 自分の思い描く理想や正義に誠実でいたい

縁を大事にする 人として縁を大事にする

音楽を聴いてもらえた喜び 頭の中のイメージを汚さない

 

Saturday

汗水流しながら 懸命に働いても

期待した見返りを手にすることはなくても…

風の歌 聴きながら 公園を散歩なんかどう?

毎日に疲れたら気分を変えてみんだよ

僕らの世界はこんなにも複雑で 簡単だ

 

林修先生が気付かなかった事 

僕は「ファンの人」と使った (桜井さんは)使わない

必ず「リスナー」を使っていた

聴いてくれる全ての人に向けてのメッセージ

あえて使ったおられたのではないかと